view conf/doc/ja-mh-mts.rf @ 7:c20e4181370f

utf-8 input assumption in case of base64/utf-8
author kono
date Sun, 04 Dec 2005 02:30:39 +0900
parents bce86c4163a3
children
line wrap: on
line source

.\"	@(MHWARNING)
.\"		written by MH-plus project
.SC MH-MTS 8
.NA
mh-mts \- メッセージ配送システムへの MH のインターフェイス
.SY
SendMail

.ti .5i
Zmailer

.ti .5i
MMDF (任意のバージョン)

.ti .5i
スタンドアローン
.DE
\fIMH\fR はメールを配送するために、非常に多くのメール配送システム
(message transport system; MTS)
を使うことが出来ます。
\fIMH\fR 管理者は通常、
(既にどれを使用するかが決まっているので)どの MTS を使うかを選択する
ことはないですが、以下ではインターフェイスを手短に叙述します。

\fISendMail\fR で通信しているなら、
\fIMH\fR はメールを送信するのに常に SMTP を使います。
\fIMH\fR の構築時の設定に依存しますが、
\fISendMail\fR が直接呼び出される(\fIfork\fR と \fIexec\fR 経由で)か、
\fIMH\fR は ローカルホストの SMTP サーバに対し TCP/IP コネクションを開きます。

\fIzmailer\fR で通信しているなら、
\fISendMail\fP 互換プログラムは /usr/lib にインストールされます。
\fIMH\fP は SMTP を使って \fIzmailer\fP と通信します。
これは、\fB/usr/lib/sendmail\fP 互換プログラムを直接、`\-bs' オプションを
つけて呼び出して行なわれます。

\fIMMDF\fR で通信しているなら、
普通、\fIMH\fR はメールを送信するのに \*(lqmm\(ru\*(rq ルーチンを使います。
しかしながら、\fIMH\fR の構築時の設定に依存しますが、
\fIMH\fR が代わりに、ローカルホストの SMTP サーバに対し TCP/IP コネクションを開きます。

スタンドアローンなシステムで使っている場合(推奨しません)、
\fIMH\fR は自身にローカルメールを配送するか、\fIUUCP\fR とネットワークメールを
溜めます。
ネットワークメール部分は、ローカルホストの好みを反映するように、
多分、修正しなくてはなりません。なぜなら、この部分では
UNIX ホストマシンの全てについて、周知の慣習がないからです。

もし、TCP/IP ネットワーキングを用いた UNIX システムで走らせるなら、
最も望ましいインターフェイスは、\fISendMail\fR か \fIMMDF\fR のどちらかに
SMTP オプションをつけて構築したものでしょう。
これは非常に大きな柔軟性を与えています。
このオプションを利用するなら、\fIMH\fR 設定ファイルの
mts オプションの末尾に、/smtp を付け加えます。
これは二つの主な利点を生みます。
一つめは、
どこで \fIsubmit\fR するか、どこで \fISendMail\fR が動いているかを
知らなくともよい、ということです。
これは、\fIMH\fR バイナリ (例えば \fIpost\fR\0) がこの情報について
ハードコードに持たなくて良い、もしくは要するに、異なるプログラムを
走らせることが可能である、ということを意味します。
二つめは
異なったシステムにあるサーバーでメールを投函することが可能です。
従って、ローカルホストに \fIMMDF\fR や \fISendMail\fR は必要ではありません。
計算機資源やディスクスペースの節約に大変役立ちます。
\fIMH\fR はこの点で、サーバー検索リストの概念をサポートしていますから、
この方法は欠点を補うことが出来ます。
このオプションを使うなら、
mh\-tailor(8) にある \*(lqservers:\*(rq の設定を確認して下さい。

SMTP オプションを使うことで、四つの欠点があります。
第一に、TCP/IP を有する UNIX システムのみがサポートしている、ということです。
第二に、ローカルホストがつながっているネットワークのどこかで、SMTP サーバー
を持たねばならない、ということです。
第三に、\fIMMDF\fR か \fISendMail\fR での認証メカニズムを無視してしまいます。
最後に、\fB/etc/hosts\fR ファイルがホスト名検索に使われます
(これは例外ファイルであるけれども)。
これらの欠点に答えて…、
一つめと二つめは、Internet かローカルネットワークを持つなら、そのどこかに
SMTP サーバーをおけば良いでしょう。
サーバー検索リストは非常に一般的であるので、
幅広くのオプションが可能です。
三つめは、
SMTP は、POP などのような認証メカニズムを持つべきでしょう。
四つめは、
オフィシャル名を照合出来ないホストへのメールを \fIMH\fR は妨げませんが、
ただ詰まるだけです
(BERK もしくは DUMB オプション付で構築したホストを除いては、
\fIMH\fR はホストファイルを全く無視します)。
.Fi
^@(MHETCPATH)/mtstailor~^テイラー・ファイル
.Pr
無し。
.Sa
\fIMMDF\-II: A Technical Review\fR,
Proceedings, Usenix Summer '84 Conference
.br
\fISENDMAIL \-\- An Internetwork Mail Router\fR
.br
mh\-tailor(8), post(8)
.De
無し。
.Co
無し。
.Bu
@(MHETCPATH)/mtstailor ファイルは、\fIMMDF\-II\fR テイラー・ファイルにある情報を無視します。そうあるべきでないが。
.En