# Multicast Wifi VNCの実装と評価 author: Ryo Yasuda, Shinji Kono profile: 並列信頼研 ## 画面配信システムの活用 - コロナ禍によりリモートワークが推進され、ビデオ通話ソフトウェアの重要性が高まっている - リモートワークではPCの画面共有を行って、情報を共有することも多い - ビデオ通話ソフトウェアとしてはZoomやMicrosoft Teamsなどが挙げられる (zoomとteamsの画像) ## 画面配信システムの活用 - 既存のソフトウェアではカメラを利用したビデオ通話に重点を置いて開発されており、PC画面を共有するとぼやけてしまう - ビデオ通話にはそれぞれのサービスのサーバを経由しなければならない ## 画面配信システムの活用 - 画面配信システムTreeVNCは、自身のPC画面を他者のPCと共有できるソフトウェアである - ## TreeVNCの講義等での活用 - 講義では先生のPC画面を手元のPCで見ることで、コマンドを手元で打ち間違えや、メモを取る際にPCのみに集中を向けることができるようになった - ゼミにおいてもコードをつなげるために移動する必要がなく、各自の席で発表者の画面を見ることができる - 以上のようにTreeVNCは従来のプロジェクタなどよりも利便性が高い ## 本研究の概要 - 画面配信は送信するデータ量が多いため、TreeVNCでは無線接続の場合、画面配信の遅延が大きくなってしまう - 現在のTreeVNCのデータ転送方法だと、無線接続で送信するには大きすぎる - 本研究ではMulticastの導入としてBlockingによるデータの分割を実装した ## VNC - VNC(Virtual Network Computing)は、RFB(Remote Frame Buffer)プロトコルを用いてPCの遠隔操作を行うことを目的としたリモートデスクトップソフトウェア - サーバー側とクライアント側に分かれており、起動したサーバーにクライアントが接続することで遠隔操作を可能にしている - 全てのNodeが一台のサーバーに接続するため負担が大きい