Mercurial > hg > Papers > 2008 > akira-ieice
view cell.tex @ 1:0372eb4fee3f akira start
(none)
author | akira |
---|---|
date | Mon, 03 Mar 2008 20:38:53 +0900 |
parents | 5a47ca319df5 |
children | cba427f17200 |
line wrap: on
line source
\section{Cell} Cell Broadband EngineはメインプロセッサであるPowerPC Processor Element(PPE)と6個のデータ処理プロセッサアーキテクチャSynergistic Processor Element(SPE)からなる非対称マルチコアプロセッサでなり、高速リン グバスで構成されている。(図\ref{fig:Cell}) \begin{figure}[htb] \begin{center} \includegraphics[scale=.5]{./fig/Cell.pdf} \end{center} \caption{Cellの構成} \label{fig:Cell} \end{figure} PPEは複数のSPEをコアプロセッサとして使用することができる汎用プロセッサで、 オペレーティングシステムの役割であるメインメモリや外部デバイスへの入出力 制御を行う。\\ SPEはPPEのような複雑な制御よりも計算を単純に繰り返すマルチメディア系の処 理を得意とする演算系プロセッサコアである。(図\ref{fig:SPE}) \begin{figure}[htb] \begin{center} \includegraphics[scale=.5]{./fig/spe.pdf} \end{center} \caption{SPE} \label{fig:SPE} \end{figure} SPEはSPUとMFCから構成され、独自規格の命令セットを持っている。各々のSPUは 256Kbのメモリを持ち、各SPUから直接参照できる唯一のメモリとして存在する。 MFCはメインメモリや他のSPEなどとデータをやりとりするためのユニットで、 SPUはチャネルというインターフェースを介してMFCに対してデータ転送などを依 頼し、各々のSPUが持つLSにメインメモリ上のデータなどを転送する。