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author | Nobuyasu Oshiro <dimolto@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Sat, 30 Mar 2013 18:30:16 +0900 |
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\section{提案するモデル} ある事柄に対して合意を取る場合, 議論が行われる. そこで, 合意形成支援を行うための議論のモデルから考えてみた. いくつか上げられたモデルのうちの1つが次のモデルとなる. \subsection{モデルの概要} このモデルは, 合意形成を「主張」・「関係」・「ユーザ」の要素から構成される木と考える. 合意を取りたい「主張」があり, その内容を深めて議論していくことでステークホルダ(「ユーザ」) に合意するよう説得していく. 議論を深めていくことは, 「主張」から更に踏み込んだ内容の「主張」が複数派生すると考えられる. また, 「主張」に対してどのように踏み込んだかという「関係」も発生する. よって「主張」から複数の「関係」と「主張」が派生し, その「主張」からさらに複数の 「関係」と「主張」が派生することにより, 木構造を構成できる. \begin{itemize} \item 木構造にすることでいくつかの利点が得られる. \begin{itemize} \item 木構造には閉路が含まれない. よって循環論法が生じない \item 非破壊的な編集が可能である \end{itemize} \end{itemize} 「ユーザ」・「主張」・「関係」は以下の用に定義される. \begin{itemize} \item ユーザ \begin{itemize} \item 合意形成の参加者をユーザという \end{itemize} \item 主張 \begin{itemize} \item ユーザが作成した合意をとりたい, 議論すべき内容を含むものを主張という \end{itemize} \item 関係 \begin{itemize} \item 互いに異なる「主張」と「主張」がどのように踏み込んだかを示すのを「関係」という \end{itemize} \end{itemize} \subsection{合意状況の計算} このモデルにおいて主張は一人以上のユーザに合意要求を出さなければならない. \begin{figure}[tb] \begin{center} \includegraphics[scale=0.35]{figure/TOModel0.pdf} \caption{主張からユーザへ伸びる合意要求} \label{fig-d-add} \end{center} \end{figure} しかし, その主張に子となる主張がある場合, つまり関係が張られた別の主張がある場合, 子となる主張を合意もしくは否認させておかなくてはならない. 自身の主張の合意を通すための各関係は以下のとおりとなる. \begin{itemize} \item 反論 \begin{itemize} \item \end{itemize} \item 質問 \begin{itemize} \item \end{itemize} \item 提案 \begin{itemize} \item \end{itemize} \end{itemize} \subsection{時系列ごとにみられる合意状況} %\subsection{トゥールミンモデル}