Mercurial > hg > Papers > 2013 > nobuyasu-sigos
view paper/conclusion.tex @ 59:e910e7790a88
modified
author | Nobuyasu Oshiro <dimolto@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp> |
---|---|
date | Mon, 01 Apr 2013 20:29:30 +0900 |
parents | e6f2672daec7 |
children | 903cf43da389 |
line wrap: on
line source
\section{まとめ} 議論のモデルを考えWebアプリケーションとして合意形成支援ツールの実装を行い D-ADDにおける合意形成支援についての追求を行った. 木構造による議論のモデルの提案とGraphDBを用いた実装を行った. 作成したWebアプリケーションに実際にデータを入力し, redmineに入力する場合と比較した. redmineで入力した場合に比べ, 各主張同士の関係が見やすいことを確認した. 時系列的に流れを見ることで, 合意までの流れがより分かりやすくなり, 合意全体の理解を支援できる可能性もみることができた. \subsection{今後の課題} 本実装では主張同士の関係が反論・質問・提案だけであったが, 更に増やすことが可能である. 関係を増やす際は, 反論・質問・提案が与える合意状態への影響を元に作成する. 例えば質問の関係を元にした回答という関係をつくれば, 合意されなければならない回答というエッジを作ることができる. どのような名前のエッジを用意したらユーザがより分かりやすいかは考えるべきである. 今回実装したWebアプリケーションでは, 大量のデータの入力は想定していない. そのため, 大量に主張が作成され議論の木が膨大になった際の対処方法を考えなければならない. また, 内容が同じノード同士の検出も行なっていない. その点はユーザに任せている. しかし, D-ADDはそれら複数のデータ間で整合性を取らなければならない. また, 一度合意形成がなされたデータでも変更される可能性がある. この時, 変更された際にどこまで影響が及ぶのかといったことも検出するのが理想である. 複数のデータ間での整合性と変更したことで影響を与える範囲の検出, これらの方法も考えていかなければならない. %合意形成以外のD-ADDに必要な機能との連携も考えていかなければならない.