Mercurial > hg > Papers > 2013 > nobuyasu-sigos
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modified d_add.tex
author | Nobuyasu Oshiro <dimolto@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Sun, 31 Mar 2013 04:03:07 +0900 |
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--- a/paper/d_add.tex Sun Mar 31 02:34:35 2013 +0900 +++ b/paper/d_add.tex Sun Mar 31 04:03:07 2013 +0900 @@ -26,6 +26,34 @@ そのためにはD-ADDに入るデータはプロジェクトに関わる人, ステークホルダの合意を得たデータ にすべきである. そこでD-ADD自身に合意形成を支援する機能が必要となってくる. +D-ADDはその合意形成支援をWebアプリケーションにより行う. -そこで, 合意形成支援を行うに辺り次のようなモデルを提案した. +\subsection{KLのモデルを参考にした合意形成支援} +合意形成の実装の仕組みを考えるにあたり, D-ADD研究チーム所属の株式会社Symphonyが開発したKnowledge Line(KL)のモデルを参考にした. +KLは企業で使う情報インフラで, 企業内・企業間で情報の共有を行うWebアプリケーションである. +合意形成支援も行うことができる. +KLはPMT構造と呼ばれるモデルを使っている. +Pはプロジェクト, Mはミッション, Tはタスクを表す. +Pの下にはいくつかのMを作ることができ, Mの下にはいくつかのTをつなげる階層構造となっている. +このPMT構造はRDBを使って実装されているが, 内部ではグラフ構造のようなものになっている. + +そこで, 今回合意形成支援を行うにあたりグラフ構造のままデータを保存するGraphDBを用いることとなった. +\subsection{GraphDB} +GraphDBはノードとエッジにより表されるグラフ構造であるデータの扱いが得意なデータベースである. +データの情報をノードとエッジで持ち, ノードとエッジはそれぞれプロパティを持つことができる. +ノード同士はエッジで繋がれ, トラバースと呼ばれる操作でノード間を渡り歩き情報を +引き出すことができる. +エッジには関係があり, トラバースは渡り歩くエッジの関係を指定することで行える. + +GraphDBは各ノードが自身に繋がっているエッジの情報を保持しているため次のノードへと +渡り歩くことが容易である. +しかしRDBでこれを表そうとするとindexを引いてエッジの情報をとってきて次のノードの情報をとるという +手間がかかる. + +合意形成支援WebアプリケーションではGraphDBを用いることでその手間のなくすことを狙いとする. +次は, 合意形成支援を行うに辺り提案したモデルを説明する. + + + +
--- a/paper/introduction.tex Sun Mar 31 02:34:35 2013 +0900 +++ b/paper/introduction.tex Sun Mar 31 04:03:07 2013 +0900 @@ -1,6 +1,6 @@ \section{研究の目的と背景} ITシステムが巨大化していくにつれ, 障害発生事例が社会に与える影響もより大きな物となる. -それに伴い, 近年ITシステムにはおけるディペンダビリティへの注目が増している. +それに伴い, ITシステムにはおけるディペンダビリティへの注目が増している. 「そこで, IT システムにおけるディペンダビリティを担保する技術体系をまとめ, 制度化, さらには 事業化を目指すべく2006年に独立行政法人科学技術機構(JST)はCRESTプログラムの1つとしてDEOSプロジェクトをキックオフした.」(\cite{d_add2012}) @@ -9,7 +9,7 @@ 「本プロジェクトでは, 変化し続ける目的や環境の中でシステムを適切に対応させ, 継続的にユーザが求めるサービスを提供することができるシステムの構築法を 開発することを目標としている.」(\cite{deos2012}) -DEOSプロジェクトではそれらの技術体系を「オープンシステムディペンダビリティ」として定義し, そのプロセスをDEOSプロセスとしてまとめた. +DEOSプロジェクトではそれらの技術体系を「オープンシステムディペンダビリティ」として定義し, それをDEOSプロセスとしてまとめた. DEOSプロセスにおける重要な概念の1つにD-ADD(DEOS Agreement Description Database)がある. D-ADDはDEOSプロセスで扱うあらゆるデータを保持するデータベースである.
--- a/paper/sigos.bib Sun Mar 31 02:34:35 2013 +0900 +++ b/paper/sigos.bib Sun Mar 31 04:03:07 2013 +0900 @@ -23,3 +23,9 @@ howpublished = "{Technical Report Number TR/DCC-2005-10 Computer Science Department Universidad de Chile}" } +@misc{rdb, +author = "{Clare Churcher}", +title = "{Beginning Database Design: From Novice to Professional}", +howpublished = "{Apress (2007/1/15)}" +} +