Mercurial > hg > Papers > 2013 > nobuyasu-sigos
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author | Nobuyasu Oshiro <dimolto@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Sat, 30 Mar 2013 23:25:02 +0900 |
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--- a/paper/.#introduction.tex Sat Mar 30 22:28:52 2013 +0900 +++ b/paper/.#introduction.tex Sat Mar 30 23:25:02 2013 +0900 @@ -1,1 +1,1 @@ -aotokage@aria.cr.ie.u-ryukyu.ac.jp.11032 \ No newline at end of file +aotokage@aria.cr.ie.u-ryukyu.ac.jp.30576 \ No newline at end of file
--- a/paper/d_add.tex Sat Mar 30 22:28:52 2013 +0900 +++ b/paper/d_add.tex Sat Mar 30 23:25:02 2013 +0900 @@ -1,7 +1,7 @@ \section{D-ADD} -D-ADDはステークホルダ合意と対象システムに存在するプログラム・コード, 及び対象システムの -運用状態との間の一貫性を常に保つための機構を提供する.(引用\cite{d_add_white}) -D-ADDの概略を図\figref{fig-d-add}に示す. +「D-ADDはステークホルダ合意と対象システムに存在するプログラム・コード, 及び対象システムの +運用状態との間の一貫性を常に保つための機構を提供する.」(\cite{d_add},p3) +D-ADDの概略を\figref{fig-d-add}に示す. 上位層はD-ADDにおける基本ツールである. ここではDEOSプロセスとのやり取りを支援する. 2つめの層はD-ADDが扱うデータのモデルを指す. @@ -18,7 +18,6 @@ \end{figure} - \subsection{説明責任と合意形成} D-ADDは障害が発生した際, 説明責任を果たさなければならない. 説明責任とはなぜその障害が発生したのか, 次からはその障害を起こさせない, もしくはしっかりと対応できることを示すことである. @@ -26,6 +25,7 @@ 説明できなければならないと考えられた. そのためにはD-ADDに入るデータはプロジェクトに関わる人, ステークホルダの合意を得たデータ にすべきである. -そこでD-ADD自身に合意形成の場を用意する機能が必要となってくる. +そこでD-ADD自身に合意形成を支援する機能が必要となってくる. +そこで, 合意形成支援を行うに辺り次のようなモデルを提案した.
--- a/paper/introduction.tex Sat Mar 30 22:28:52 2013 +0900 +++ b/paper/introduction.tex Sat Mar 30 23:25:02 2013 +0900 @@ -2,11 +2,11 @@ ITシステムが巨大化していくにつれ, 障害発生事例が社会に与える影響もより大きな物となる. それに伴い, 近年ITシステムにはおけるディペンダビリティへの注目が増している. -そこで, IT システムにおけるディペンダビリティを担保する技術体系をまとめ, 制度化, さらには -事業化を目指すべく2006年に独立行政法人科学技術機構(JST)はCRESTプログラムの1つとしてDEOSプロジェクトをキックオフした.(引用\cite{d_add_white}) +「そこで, IT システムにおけるディペンダビリティを担保する技術体系をまとめ, 制度化, さらには +事業化を目指すべく2006年に独立行政法人科学技術機構(JST)はCRESTプログラムの1つとしてDEOSプロジェクトをキックオフした.」(\cite{d_add},p2) -DEOSプロジェクトでは, 変化し続ける目的や環境の中でシステムを適切に対応させ, 継続的にユーザが求めるサービスを提供することができるシステムの構築法を -開発することを目標としている.(引用\cite{deos}) +DEOSプロジェクトの目標は次になる. 「本プロジェクトでは, 変化し続ける目的や環境の中でシステムを適切に対応させ, 継続的にユーザが求めるサービスを提供することができるシステムの構築法を +開発することを目標としている.」(\cite{deos},p4) DEOSプロジェクトではそれらの技術体系を「オープンシステムディペンダビリティ」として定義し, そのプロセスをDEOSプロセスとしてまとめた.
--- a/paper/model.tex Sat Mar 30 22:28:52 2013 +0900 +++ b/paper/model.tex Sat Mar 30 23:25:02 2013 +0900 @@ -1,25 +1,25 @@ \section{提案するモデル} ある事柄に対して合意を取る場合, 議論が行われる. -そこで, 合意形成支援を行うための議論のモデルから考えてみた. -いくつか上げられたモデルのうちの1つが次のモデルとなる. - +そこで, 合意形成支援を行うため, 議論のモデルから考えてみた. +%いくつか上げられたモデルのうちの1つが次のモデルとなる. \subsection{モデルの概要} -このモデルは, 合意形成を「主張」・「関係」・「ユーザ」の要素から構成される木と考える. +提案するモデルは, 合意形成を「主張」・「関係」・「ユーザ」の要素から構成される木と考える. 合意を取りたい「主張」があり, その内容を深めて議論していくことでステークホルダ(「ユーザ」) に合意するよう説得していく. 議論を深めていくことは, 「主張」から更に踏み込んだ内容の「主張」が複数派生すると考えられる. また, 「主張」に対してどのように踏み込んだかという「関係」も発生する. よって「主張」から複数の「関係」と「主張」が派生し, その「主張」からさらに複数の 「関係」と「主張」が派生することにより, 木構造を構成できる. +これは木構造には閉路が含まれないため, 循環論法が生じさせないという狙いがある. -\begin{itemize} -\item 木構造にすることでいくつかの利点が得られる. - \begin{itemize} - \item 木構造には閉路が含まれない. よって循環論法が生じない - \item 非破壊的な編集が可能である - \end{itemize} -\end{itemize} +%\begin{itemize} +%\item 木構造にすることでいくつかの利点が得られる. +% \begin{itemize} +% \item 木構造には閉路が含まれない. よって循環論法が生じない +% \item 非破壊的な編集が可能である +% \end{itemize} +%\end{itemize} 「ユーザ」・「主張」・「関係」は以下の用に定義される. \begin{itemize} @@ -44,17 +44,20 @@ 今回, プロトタイプとなる合意形成支援Webアプリケーションを作るにあたり, GraphDBを用いる. GraphDBはノードとエッジにより, データをグラフとして保持するデータベースである. 提案するモデルでいう「ユーザ」と「主張」がノードで, 「関係」がエッジで表されることになる. -各主張とユーザとの関係を示したものが図\ref{fig:tomodel0}となる.四角がノードを, 矢印がエッジをそれぞれ表している. +各主張とユーザとの関係を示したものが\ref{fig:tomodel0}となる.四角がノードを, 矢印がエッジをそれぞれ表している. \begin{figure}[tb] \begin{center} \includegraphics[scale=0.35]{figure/TOModel0_2.pdf} - \caption{主張からユーザへ伸びる合意要求} + \caption{主張ノードとユーザノードの繋がり} \label{fig:tomodel0} \end{center} \end{figure} %主張が合意されたという状態になるのは, 合意要求をだしている相手から合意をもらえたときとなる. +\ref{fig:tomodel0}において主張2,3からユーザへのエッジは省略しているが、 +各主張ノードからはそれぞれ作者と合意要求の関係となるエッジがユーザノードへと繋げられる. + \subsection{合意状況の計算} このモデルにおいて主張は一人以上のユーザに合意要求を出して合意してもらわなければならない. @@ -78,9 +81,9 @@ 上記のように3種類の関係も主張の合意状態に影響を与える. 実際にどのように主張が立てられて合意がなされていくのか簡単なシナリオを -記述して示したものが図\ref{fig:tomodel2}となる. +記述して示したものが\ref{fig:tomodel2}となる. -図\ref{fig:tomodel2}の説明を行う. +\ref{fig:tomodel2}の説明を行う. 四角が主張を, 矢印が関係をそれぞれ表す. まず最初に主張1「アプリでGraphDBを利用すべきである」が立てられる. 次にその主張に対して反論となる主張2「RDBを利用すべきである」が立てられる.
--- a/paper/sigos.bib Sat Mar 30 22:28:52 2013 +0900 +++ b/paper/sigos.bib Sat Mar 30 23:25:02 2013 +0900 @@ -1,13 +1,12 @@ - -@misc{deos, -author = "{DEOS 研究開発センター}", -title = "{DEOS プロジェクト 「実用化を目指した組み込みシステム用ディペンダブル・オペレーティングシステム」}", -year = "2012" -} @misc{d_add, author = "{Tatsumi Nagayama, Yasuhiko Yokote}", title = "{合意記述データベース, オープンシステムディペンダビリティとD-Caseを繋ぐリポジトリ}", year = "2012" } - + +@misc{deos, +author = "{DEOS 研究開発センター}", +title = "{DEOS プロジェクト 「実用化を目指した組み込みシステム用ディペンダブル・オペレーティングシステム」}", +year = "2012" +}