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author Shoshi TAMAKI
date Thu, 31 Jan 2013 20:21:24 +0900
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\chapter{序論}
\pagenumbering{arabic}

\section{序論}
\subsection{研究背景と目的}
従来,ウェブサービスとは,サーバーサイドでクライアントからのリクエストを処理し,クライアントは結果の表示を担当してる.
しかし,スマートフォンやタブレット端末の普及によりサーバーサイドの負担が増大し,ウェブサービスがダウンする自体が多々見られるようになった.
そのため,スケーラビリティがウェブサービスにとって重要な性質の1つとなっている.\\
スケーラビリティとは,ある複数のノードから構成される分散ソフトウェアがあるとき,その分散ソフトウェアに対して単純にノードを追加するだけで性能を線形に上昇させることが出来る性質である.\\
分散システムと聞くと,ネットワークを想像しがちであるが,並列に動作するソフトウェアもスレッドも他のスレッドと協調動作する必要があるため,分散ソフトウェアである.
すなわち,マルチコア上で並列に動作するソフトウェアにおいて,コア数に比例して性能も上昇するようなアーキテクチャが必要になる.
またウェブサービスは,サーバーサイドにてスケーラビリティを確保することが多く,クライアント側は有効活用されないことが多い.
しかし,クライアントはウェブサービスの需要に比例して増加するため,クライアントを有効活用したスケーラビリティ確保も有効である.\\
 本研究では,マルチコア上のスケーラビリティ確保のために非破壊的木構造を利用し,クライアントを活用するため分散版管理システムを参考にしたスケーラブルな分散コンテンツマネージメントシステムの設計と開発を行う.

\subsection{本論文の構成}
 本論文では, 初めにどのような方法でスケーラビリティを検証するか確認するために, 学科のPCクラスタを利用した分散データベースCassandraの検証と得られた知見について述べる.\\
第3章では, 非破壊的木構造と分散リポジトリを参考にしたスケーラビリティ確保の方法について考察し分散コンテンツマネージメントシステムの設計について述べる. \\
第4章では, 第3章で述べた設計に基づいたJavaでの設計と実装について述べる.