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author | sugi |
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date | Sun, 31 Mar 2013 16:35:18 +0900 |
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--- a/introduction.tex Fri Mar 29 03:53:26 2013 +0900 +++ b/introduction.tex Sun Mar 31 16:35:18 2013 +0900 @@ -1,10 +1,9 @@ -\section{はじめに} -ブロードバンド環境の普及、タブレット端末およびスマートフォンの普及に伴いインターネット上のサービスに参加するユーザーが増加している。 -そのため、インターネット上のサービスには信頼性とスケーラビリティの両方が要求される。信頼性とは、定められた環境動作下でユーザーが記述した通りの処理を行うことをさす。また、スケーラビリティは、サービスに参加するクライアントの数が増加しても、メモリ等のリソースのみでサービスを維持することをさす。 +\section{研究背景と目的} +インターネット上のサービスには信頼性とスケーラビリティの両方が要求される。信頼性とは、定められた環境動作下でユーザーが記述した通りの処理を行うことをさす。また、スケーラビリティは、サービスに参加するクライアントの数が増加しても、メモリ等のリソースのみでサービスを維持することをさす。 -本研究室では、データをData Segment、タスクをCode Segmentという単位に分割して記述する分散ネットフレームワークAliceの開発を行なっている。Aliceはノード間のData Segmentの送受信APIが提供されている。また、Blade,PCクラスタ上で分散プログラムのシュミレーションをするために、オーバレイネットワークを自動的に構成するTopologyManagerという機能が搭載されている。 +本研究室では、データをData Segment、タスクをCode Segmentという単位に分割して記述する分散ネットフレームワークAliceの開発を行なっている。Aliceはノード間のData Segmentの送受信APIが提供されている。また、Blade,PCクラスタ上で分散プログラムのシュミレーションをするために、オーバレイネットワークを自動的に構成するTopologyManagerという機能が搭載されている。さらにメニーコアのマシンが主流になっている背景からSEDA Archtectureを採用しており、マルチコア上でのスループットの向上を期待している。 -\subsection{研究の目的} -Alliceを用いて分散プログラムの例題を作成し、分散フレームワークとしてのAPIが備わっていること、スケーラビリティを持つということが確認できた。 -そこで、次に並列環境にも対応していることを確認するために \ No newline at end of file +以前、Aliceが分散フレームワークとしての記述能力を確認するために、水族館の例題の作成を行った。その結果より、Aliceには分散プログラムを記述するのに必要なAPIが備わっていることが確認できている。また、並列環境に対応していることを確認するため、bitonic sortを作成した。しかし、Data Segmentの更新のオーバーヘッドにより、期待した効果を得られなかった。 + +本研究ではData Segmentの更新オーバーヘッドを解決する手段として新しくAPIを提案し、効果の測定を行う。 \ No newline at end of file