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diff problem.tex @ 6:ae099fad4c1e
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author | sugi |
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date | Mon, 01 Apr 2013 21:47:04 +0900 (2013-04-01) |
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--- a/problem.tex Mon Apr 01 21:23:04 2013 +0900 +++ b/problem.tex Mon Apr 01 21:47:04 2013 +0900 @@ -1,7 +1,7 @@ \section{現状のAliceの問題点} Aliceを用いた例題を通して、様々な問題点が明らかになった。 APIのシンタックス的問題、永続性の問題、実行速度の問題など解決すべき問題は多々ある。 -特に実行速度の問題では分散環境をテストする例題として作成されたRingの例題(トポロジーを円状に構成し、メッセージが1周する時間を計測する)ではシングルスレッドで実装されているFederated Lindaに実行速度で及ばない。また、並列環境をテストする例題として作成したbitonic sortの例題も期待した結果を得ることができなかった。そこで、実行速度の改善を行うために、オーバーヘッドになっている原因の洗い出しを行った。その結果以下のような原因が見つかっている。 +特に実行速度の問題では分散環境をテストする例題として作成されたRingの例題(トポロジーを円状に構成し、メッセージが1周する時間を計測する)ではシングルスレッドで実装されているFederated Lindaに実行速度で及ばない。また、並列環境をテストする例題として作成したbitonic sortの例題も期待した結果を得ることができなかった。そこで、実行速度の改善を行うために、オーバーヘッドの洗い出しを行った。その結果以下のような原因が見つかっている。 {\bf HashMapの多用 } AliceではData Segment Managerのマネージャーキーによる探索、Data Segmentのキーによる探索などHashMapを多用している。この探索を行う際に排他制御を行うためかかる時間が多少ではあるが、オーバーヘッドになっていると予想される。