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diff paper/conclusion.tex @ 69:4f31182c8244
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author | Nobuyasu Oshiro <dimolto@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Sat, 01 Feb 2014 22:41:24 +0900 |
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--- a/paper/conclusion.tex Sat Feb 01 21:06:49 2014 +0900 +++ b/paper/conclusion.tex Sat Feb 01 22:41:24 2014 +0900 @@ -5,14 +5,14 @@ スケーラビリティをどのように確保しているかを述べた. 次に木構造データベースJungleで使われている非破壊的木構造について述べ, 破壊的 木構造に比べロックが少ないというメリットがあることを論じた. -Jungleは非破壊的木構造により過去のデータを保持することでMergeを行うことができる. -そのため, 分散バージョン管理システムを参考に分散設計を行った. -Jungleの分散設計では当研究室で開発している並列分散フレームワークAliceを用いた. -Aliceにより自由にトポロジーを組め, 他サーバノードへのデータアクセス機構を手に入れることができた. +Jungleは非破壊的木構造により過去のデータを保持することでMergeを行うことができる等, 分散管理システム +と似た分散設計が行えることを述べた. +また, Jungleの分散設計では当研究室で開発している並列分散フレームワークAliceを用いた. +Aliceにより自由にトポロジーを組むことができ, 他サーバノードへのデータアクセス機構を手に入れることができた. Jungleの分散実装ではデータの編集履歴であるTreeOperationLogをAliceが使用できるようにし, 木の名前と いった必要な情報を追加することでデータの分散を行った. また, Jungleに元々設計されていたJournalを使ってログをディスクへ書き出すことで永続性の実装を行った -最後に簡易掲示板を作成, Cassandraとの性能比較を行った. +最後に簡易掲示板を作成し, Cassandraとの性能比較を行った. 読み込み, 書き込みの負荷をかける実験を2つ行った. 1つの実験ではサーバノード1台に対し複数のクライアントから負荷をかけた. 2つめの実験では複数のクライアントに対し同じ数のサーバノードを用意し数を増やしていき負荷を高めた. @@ -21,8 +21,8 @@ \section{今後の課題} \subsection{データ分割の実装} -現在Jungleの分散実装は全てのデータを全てのノードで保持している. -この方法ではメモリの使用量が高いこととネットワーク帯域に対しての +現在Jungleの分散実装は全てのデータを全てのノードで保持させる実装である. +だが, この方法ではメモリの使用量が高いこととネットワーク帯域に対しての 負荷が懸念される. そのため, ノード単位で保持するデータを分ける実装が必要になる. ノード毎に木構造単位で別々のデータを保持し, 持っていない木のデータ @@ -37,12 +37,12 @@ また, アプリケーション毎でデータの保存の仕方といったものも違ってくる. そのため, アプリケーションに合ったMergeアルゴリズムを設計しなければならない. -\subsection{分断耐性の実装} -現在の実装のJungleは, プログラムの起動時にノードと接続を行う. +\subsection{pull/push機能の実装} +現在の実装のJungleは, プログラムの起動時に複数ノードが接続をしトポロジーを形成する. プログラムの途中で接続がきれるとトポロジーがくずれたままになる. -接続がきれたJungleは単独では稼働し続けるが, 復帰を行えるようにしたい. +接続がきれたJungleは単独では稼働し続けるが, トポロジーへの復帰を行えるようにしたい. そのためにはトポロジーに割り当てられた際に他ノードから自分の持っているデータとの -差分のデータを流してもらうといった機能が必要になってくる. +差分のデータを流してもらうといった分散管理システムにおけるpull/push APIの機能が必要になってくる. \subsection{過去のデータの掃除について} Jungleは非破壊でデータを保持し続けるため, メモリの使用量が大きい.