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author taiki <taiki@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Sat, 19 Apr 2014 19:03:45 +0900
parents 4d10be900ce8
children f97f6e6d0412
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\section{ie-virsh}\label{section:ievirsh}
ie-virsh は、virsh をラップして作られた VM 管理用のプログラムである。生徒は ssh で学科アカウントを使用して VM に接続後、ie-virsh を使用して VM を操作することができる。
表\ref{table:ievirshfunc}が ie-virsh の機能である。

\begin{tiny}
    \begin{table}[ht]
        \begin{center}
            \caption{ie-virsh のコマンド}
            \label{table:ievirshfunc}
            \small
            \begin{tabular}[t]{c|l}
                \hline
                define & XML の template を元に domain を作成 \\
                \hline
                undefine & define で作成した domain を削除 \\
                \hline
                list & define で作成した domain を一覧表示 \\
                \hline
                start & 指定した domain 名の VM を起動 \\
                \hline
                destroy & 指定した domain 名の VM を停止 \\
                \hline
                dumpxml & domain の XML を参照 \\
                \hline
            \end{tabular}
        \end{center}
    \end{table}
\end{tiny}

ie-virsh には virsh にあるような、ネットワークの構成などの管理者側がするべき操作はなく、管理者でない生徒は操作できないようになっている。

生徒が ie-virsh を使用して VM を起動する手順はこうである。まず生徒のノートパソコンで、VMWare や Virtual Box を使って Linux をインストールし、イメージを作成する。作成したイメージをブレードサーバにアップロードする。イメージを qcow2 に変換して指定のディレクトリに配置し、以下のコマンドを実行する。

\begin{verbatim}
% ie-virsh define [domain name]
\end{verbatim}

そうすると、template XML を元に domain が生成される。
ie-virsh は XML の template を持ち、その template は生徒が VM のイメージをブレードサーバにアップロードして define した際に使用される。そこには virsh 上で VM を使用するために必要な設定が記述されている。
生成された domain は以下のように起動することができる。

\begin{verbatim}
% ie-virsh start [domain name]
\end{verbatim}

自身が持っている VM の状態を、下記で見ることができる。

\begin{verbatim}
% ie-virsh list
\end{verbatim}

\subsection{XML template}
生徒が作成する VM は、XML のテンプレートを元に作成される。テンプレートは VM にしておくべき設定が記述されており、ie-virsh はこのテンプレートを元に生徒の XML ファイルを生成する。
XML template にされている設定は以下のようになる。

\begin{itemize}
\item ネットワークの設定
\item I/O 設定
\item VM イメージのフォーマット
\item CPU 数
\item メモリ容量
\end{itemize}

ie-virsh は XML template を元に以下の設定を追記したファイルを作成する。

\begin{itemize}
\item VM 名
\item UUID
\item VM イメージの配置
\end{itemize}

以上が生徒が利用するための XML テンプレートの設定である。