# HG changeset patch # User Taninari YU # Date 1391345858 -32400 # Node ID 9e67a49d2954d189d941828ae73beec3e0ffb1d5 # Parent a37b4358f960827faaa7119ed94f986f1fdffe99 update diff -r a37b4358f960 -r 9e67a49d2954 paper/abstract.tex --- a/paper/abstract.tex Sun Feb 02 19:29:48 2014 +0900 +++ b/paper/abstract.tex Sun Feb 02 21:57:38 2014 +0900 @@ -1,8 +1,8 @@ \begin{abstract} -各クライアントをツリー状に接続し、親が配信したデータを、木の上から下へとリレーさせることのできる分散版VNC(TreeVNC)のアプリケーションを実装した。 -通常のVNCでは配信者へ負荷が集中する設計となっている。例えば、大学の講義等でVNCを用いて画面共有を行った時、クライアントの増加に比例して配信者への負荷が増えてしまう。 -この問題を解決する為に、ツリー構造にクライアントを接続させ、サーバからクライアントへデータを送ることでスケーラビリティを持たせた。 +各クライアントをツリー状に接続し、親が配信したデータを木の上から下へとリレーさせることのできる分散版VNC(TreeVNC)のアプリケーションを実装した。 +通常のVNCでは配信者へ負荷が集中する設計となっている。例えば、大学の講義等で通常のVNCを用いて画面共有を行った時、クライアントの増加に比例して配信者への負荷が増えてしまう。 +この問題を解決する為に、ツリー構造にクライアントを接続させ、データを上から下へ流していくことでスケーラビリティを持たせた。 スケーラビリティを持つサービスとは、利用者が増加してもサービスの質を落とすこなく利用できるサービスのことである。 TreeVNCを使用した結果、クライアントの数を増やしてもサーバ側への負荷を抑えスループットを落とすことなく利用する事ができた。 -更に、発表者をボタン一つで切り替えられるようにし、マルチディスプレイを使用している場合、一つのディスプレイのデータを受け取ることができるようにUserInterfaceの拡張も行った。 +更に、発表者をボタン一つで切り替えられるようにUserInterfaceの拡張を行い、マルチディスプレイを使用している場合、一つのディスプレイのデータを受け取ることができるようにマルチディスプレイのサポートも行った。 \end{abstract} diff -r a37b4358f960 -r 9e67a49d2954 paper/chapter1.tex --- a/paper/chapter1.tex Sun Feb 02 19:29:48 2014 +0900 +++ b/paper/chapter1.tex Sun Feb 02 21:57:38 2014 +0900 @@ -1,15 +1,15 @@ \chapter{序論} \pagenumbering{arabic} 普段授業を行う際、プロジェクタなどの投影機を使用して授業を進める風景をよく目にする。しかし、広い部屋だと後ろの席に座っている生徒が見えにくいなどの不便を感じることがよくある。 -もし、授業を受けている生徒の手元にパソコンがあるならば、手元のパソコンに先生の説明しているスライドを表示して授業を進めることでどこの席に座っていても、手元の画面に表示されるので見えづらいという問題は解決される。\\ -みんなの手元に先生の画面を配信するシステムとして、ビデオケーブルを引いて画面を配信する方法があり、このような方法で画面を配信するのが一般的である。しかし、この方法で画面共有をするには、工事をしてビデオケーブル引かなければならないので、資金がかかってしまう。\\ -ビデオケーブルを引かないで、WEBページに授業のスライドを載せることで、擬似的に画面を共有することもできる。しかし、この場合は、ページが同期していないのでどのスライドを説明してるのかわからなくなったりする。 -プログラミングなどでは、先生がどのような作業をしているかがとても重要になってくるが、これはWEBページを使用しても実現することができない。\\ +もし、授業を受けている学生の手元にパソコンがあるならば、手元のパソコンに先生の説明しているスライドを表示して授業を進めることでどこの席に座っていても、手元の画面に表示されるので見えづらいという問題は解決される。\\ +みんなの手元に先生の画面を配信するシステムとして、ビデオケーブルを引いて画面を配信する方法があり、このような方法で画面を配信するのが一般的である。しかし、この方法で画面共有をするには、工事を行ってビデオケーブル引かなければならないので、コストがかかってしまう。\\ +ビデオケーブルを引かずに、WEBページに授業のスライドを載せることで、擬似的に画面を共有することもできる。しかし、この場合は、ページが同期していないのでどのスライドを説明してるのかわからなくなるといった問題がある。 +プログラミングの授業などでは、先生がどのような作業をしているかがとても重要になってくるが、これはWEBページを使用しても実現することができない。\\ これらの問題を解決するために、オープンソースなアプリケーションであるVNCを用いることで、無料で画面を共有することができる。 しかし、VNCは多人数で同時に接続してしまうと処理性能が落ちて授業の進行に画面がついていかなくなったり、アプリケーションの処理自体が止まってしまったりしてしまう。 -この問題は一つのコンピュータに多人数が繋がるときに生じる問題である。\\ -そこで、多人数で画面共有ができるようにクライアントをツリー構造に接続させ、上から順番にデータを流していく方法で、VNCサーバに対する負荷を分散させる方法で解決できると考えた。 -更に、ゼミでVNCを使用することを想定する。従来のVNCでは、発表者が変わるごとに新しくVNCに接続し直す必要がある。このような手間を省くことで、ゼミをスムーズに進行させることができる。 +この問題の原因は一つのコンピュータに多人数が繋がるときに生じる問題である。\\ +そこで、多人数で画面共有ができるようにクライアントをツリー構造に接続させ、上から順番にデータを流していく方法によって、VNCサーバに対する負荷を分散させることができると考えた。 +更に、ゼミでVNCを使用することを想定する。従来のVNCでは、発表者が変わるごとに新しくVNCに接続し直す必要がある。このような手間を省くことで、ゼミをスムーズに進行させることができる。\\ 本研究では、多人数で画面共有ができるようにクライアントをツリー構造に接続させ、上から順番にデータを流していく方法で、VNCサーバに対する負荷を分散させるTreeVNCを作成し、更に、ゼミなどで使いやすいようにユーザインタフェースの提案と実装を行う。\\ %先生のスライドを生徒の手元にあるパソコンに表示することができる。しかし、多人数の生徒が先生のパソコンに同時に接続してしまうと処理性能が落ちて授業の進行に画面がついていかなくなってしまう。 %更に当研究室では、VNCを使用してゼミを進めている。従来のVNCを使用すると発表者が変わるごとに新しくVNCを立ち上げ 直す必要がある。このような手間がなくなるとスムーズにゼミを進めることができる。\\ diff -r a37b4358f960 -r 9e67a49d2954 paper/conclusion.tex --- a/paper/conclusion.tex Sun Feb 02 19:29:48 2014 +0900 +++ b/paper/conclusion.tex Sun Feb 02 21:57:38 2014 +0900 @@ -3,7 +3,7 @@ \section{まとめ} 今回の研究では、初めに、プロジェクタを使用している授業の問題点をあげ、解決するために画面共有を使用することを提案した。 そこで、画面共有を多人数で使用した際に発生する問題点について考察した。考察から得られた知見を元に、VNC Serverへの接続者を木構造に接続させ負荷を分散するソフトウェアTreeVNCの設計方法について論じた。 -実装を行っていく中で必要になる、新しいEncodingタイプZRLLEの開発、木の再構成の機能、MulticastQueue等の機能が見えてきたので、これらの設計を行い実装を行った。 +実装を行っていく中で必要になる、新しいEncodingタイプZRLLEの開発、木の再構成の機能、MulticastQueue等の機能がでてきたので、これらの設計を行い実装を行った。 更に、TreeVNCをゼミで使用した際、画面の切り替え機能、ディスプレイの指定機能などが必要だと感じたので、それらの設計、実装を行った。 検証では、学科で用意されている並列計算環境を使用して、木のRoot Nodeから一番下のNodeまでの画像送信の遅延やTimeOutThreadによる画像のロスト率の検証を行い、木の分岐数の最適化について考察を行った。 それから、実装した画面切り替えUIの妥当性について考察を行った。 diff -r a37b4358f960 -r 9e67a49d2954 paper/master_paper.pdf Binary file paper/master_paper.pdf has changed