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author oc
date Tue, 17 Feb 2015 12:06:04 +0900
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\section{概要}

授業やゼミ向けの画面共有システムTreeVNCの改良と機能拡張を行った。
VNCとは、ネットワークを介して画面を共有することができるアプリケーションである。
TreeVNCとは、負荷を分散しながら画面の共有を行うことの出来る分散アプリケーションである。

従来のVNCは、配信者に負荷が集中してしまう設計になっている。
例えば授業で画面の共有にVNCを使用すると、
クライアントが増えるにつれ、配信者への負荷が増えてしまい、
処理性能が低下する。

TreeVNCは、各クライアントをツリー状に接続し、
親が配信したデータを木の上から下へ流すことで
負荷分散を実現している。
さらに、TreeVNCが画面配信者毎にVNCServerとの接続を切り替えることができるので、
発表者の切り替えが容易に行える。

そんなTreeVNCも、遠隔地から利用できる機能は備えていなかった。
遠隔地からでもTreeVNCが使用できるように、
Tree構造の変更や、新たに遠隔地からのTreeVNCを使用可能にするための接続方法の提案・実装を行った。
本論文では、
TreeVNCをより使用しやすく、デバッグしやすく、遠隔地からも利用できるよう、
機能拡張を行った。