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author oc
date Thu, 19 Feb 2015 02:26:47 +0900
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\chapter{PCを用いたコミュニケーションの充実}
\pagenumbering{arabic}

ゼミや授業等で、それぞれがPC端末を持っている場合では、
PCの機能を活かしたコミュニケーションが可能である。
教員が操作する画面をそのまま学生に配信したり、
ゼミなどで、発表する学生の画面を切り替えたりすることを可能にしたい。

TreeVNC画面配信システムは、
参加したクライアントをバイナリツリー状に接続し、
配信コストをクライアントにバランスさせる仕組みになっている。
なので、多人数が参加しても処理性能が下がらない。
また、RFBプロトコルを用いているので、ケーブルの差し替えなしに
共有している画面の切り替えが可能になっている。

今研究では、TreeVNCのリファクタリングをすると共に、
port番号の割り当てや、プロトコルの見直しを行った。
これにより、
マルチディスプレイへの対応や、
TreeVNCを遠隔地から利用することを可能にした。
また、マルチスクリーンを使用する際のスクリーンの選択や
サイズの自動変更の問題を解決した。
また、複数のネットワークインターフェスに対応し、
ルータ越えを可能にすることができた。

%\section{研究背景と目的}
%
%多人数で意見を交わし合い、モチベーションを高めたいといった場面がある。
%多人数でコミュニケーションを取るためには、目的を共有し、意見・アイデア・質問を交わし合う必要がある。
%話し合いの場として、授業やゼミ、会議等がある。
%そういった場では、PCを用いて個人がプレゼンテーションを行ったり、書記として集まりの内容をまとめる等が必要となる。
%
%プロジェクタに画面を映すという方法があるが、発表者毎にケーブルの抜き差しを行わなければいけないといった煩わしさがある。
%
%これらの問題は、オープンソースなアプリケーションであるVNCを用いることで解決することができる。
%VNCとは、RFBプロトコルを使用して、画面のデータを配信するシステムであり、RFBプロトコルは自身の画面をネットワークを介して他の画面に配信するためのプロトコルである。
%
%しかし、従来のVNCに多人数で接続すると、配信側に負荷がかかり処理性能が落ちてしまう。
%発表者を入れ替える際にも、いちいち接続し直さないといけない。
%
%多人数で意見を交わし合い、モチベーションを高めたい。
%そこで多人数でのコミュニケーションの充実を測る。
%コミュニケーションの要素として、
%目的を共有し、意見・アイデア・質問を交わし合うことが必要である。
%
%TreeVNCでは、多人数に画面を配信することによって、
%手元のPCで一つの画面を共有することができる。
%
%画面の切り替えをスムーズに切り替えることができ、
%綺麗な画質を保ちながらリアルタイムで共有することができる。