diff paper/chapter1.tex @ 28:46a09e9020a3

modify chapter1
author sugi
date Thu, 05 Feb 2015 04:23:37 +0900
parents a27c97e0bb15
children 9d3fadcc379d
line wrap: on
line diff
--- a/paper/chapter1.tex	Wed Feb 04 21:13:48 2015 +0900
+++ b/paper/chapter1.tex	Thu Feb 05 04:23:37 2015 +0900
@@ -28,13 +28,14 @@
 \end{figure}
 
 \section{ComputationとMeta Computation}
-Aliceはkeyで指し示されるDSを待ち合わせてCSを実行させるというComputationである。
-また、アプリケーションでAliceのComputationを設定するComputationを利用することができる。このComputationをMeta Computationと呼ぶ。
+AliceのComputationは、keyで指し示されるDSを待ち合わせてCSを実行させると定義できる。
+それに対して、AliceのMeta Computationは、AliceのComputationを支えているComputationのプログラミングと定義できる。
 
-例えば、Aliceのトポロジーと再接続の管理はMeta Computationとみなすことができる。
-CS単位ではトポロジーや切断を想定せずにアプリケーションを記述することができる。
-トポロジーのMeta Computationを利用することで、トポロジーが2分木からn分木に変わってもアプリケーションは動く。
-再接続のMeta Computationを利用すれば、アプリケーションはノードが再接続してきた場合でも、切断してないノードと同様に動かすことができる。
+例えば、トポロジーを指定するAPIはMeta Computationである。Aliceが動作するためにはトポロジーを決める必要がある。つまりトポロジーの構成はAliceのComputationを支えているComputationとみなすことができる。トポロジーが決定するとそのトポロジーを構成する計算が行われる。トポロジーを指定するAPIはその構成の計算をプログラミングして変更するものである。
+他にも再接続の動作を決めるAPIや切断時の動作を決めるAPIはMeta Computationである。
+
+これらのMeta ComputationがAliceのComputationに影響することはない。プログラマーはCSを記述する際にトポロジーや切断、再接続という状況を予め想定した処理にする必要はない。プログラマーは目的の処理だけ記述する。そして、切断や再接続が起こった場合の処理を記述しMeta Computationで指定する。
+このようにプログラムすることで、通常処理と例外処理を分離することができるため、シンプルなプログラムを記述できる。
 
 \section{Data Segment}
 複数のスレッドから1つのデータに変更を行うためには、データの不整合を防ぐためのlockが必要になる。