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author sugi
date Tue, 27 Jan 2015 20:38:25 +0900
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\chapter{序論}
\pagenumbering{arabic}

\section{研究背景と目的}
スマートフォンやタブレット端末の普及率が年々増加している。それに伴いインターネット利用者数も増加しており、ネットワーク上のサービスの利用者の増加は必至である。従って、サービスには、信頼性とスケーラビリティーが要求される。
ここでいう信頼性は定められた環境下で安定して期待しされた動作を行うことをさす。スケーラビリティーはサービスの利用者が増大した場合、メモリ等のリソースを追加するだけでサービスを維持できる性能をさす。また、CPUが発熱の問題からマルチコアが主流になっているため、プログラムには並列性も求められる。
しかし、これら全てをもつ分散プログラムをユーザーが一から記述することは容易ではない。

そこで本研究室ではデータをData Segment、タスクをCode Segmentという単位で分割して記述する並列分散フレームワークAliceの開発を行っている。AliceはJavaで実装され、ノード間の通信のためのAPIが提供されている。また、オーバーレイネットワークを自動的に構成するTopology Managerという機能を持つため、分散プログラムのシュミレーションを行うことができる。

本研究では、Aliceに実用的なアプリケーションを開発するために必要なmeta 機能を実
Aliceの実行速度の問題の解決、および実用的な分散プログラムの記述に必要な機能の洗い出し実装を行う。また、実行速度の改善効果および、TreeVNCとTreeVNCをAliceを用いて実装したAliceVNCの比較をコードの観点から評価を行う。
\section{論文の構成}