# HG changeset patch # User mir3636 # Date 1487196880 -32400 # Node ID 97f70e4691508c07edb0972f71e76c156fa2fd40 # Parent 151e3fd721856a2faae06302dab65050f2281edd add svg diff -r 151e3fd72185 -r 97f70e469150 final_main/chapter3.tex --- a/final_main/chapter3.tex Thu Feb 16 02:22:53 2017 +0900 +++ b/final_main/chapter3.tex Thu Feb 16 07:14:40 2017 +0900 @@ -82,7 +82,7 @@ Code Gear が Context にアクセスする際、ポインタを使用してデータを取り出すためコードが煩雑になってしまう(リスト\ref{ref})。 そこで Code Gear がデータを参照するための Gearef というマクロを定義した。 Gearef に Context と型を渡すことでデータの参照が行える。 -また impliment を参照する際も、ポインタでの記述が複雑になってしまうため 同様に GearImpl を定義した。 +また impliment のデータを参照する際も、ポインタでの記述が複雑になってしまうため 同様に GearImpl を定義した。 GearImpl は Context と interface 名、interface の変数名を指定して参照する。 Gearef と GearImpl を用いたコードがリスト\ref{Gearef}である。 diff -r 151e3fd72185 -r 97f70e469150 final_main/chapter5.tex --- a/final_main/chapter5.tex Thu Feb 16 02:22:53 2017 +0900 +++ b/final_main/chapter5.tex Thu Feb 16 07:14:40 2017 +0900 @@ -1,8 +1,8 @@ \chapter{Context、stub Code Segment の自動生成} Gears OS では 3 章で述べたように通常の Computation の他に Context や stub などの Meta Computation を記述する必要がある。 -Gears OS を現在の CbC の機能のみを用いて記述すると Context や stub Code Gear の記述を行わなくてはならず、これには多くの労力を要する。 -そのため、この記述を助けるために Context を生成する generate\_context と stub Code Gear を生成する generate\_stub を perl スクリプトで作成した。 +Gears OS を現在の CbC の機能のみを用いて記述するとこの Meta Computation の記述を行わなくてはならず、これには多くの労力を要する。 +この記述を助けるために Context を生成する generate\_context と stub Code Gear を生成する generate\_stub を perl スクリプトで作成した。 \section{stub Code Segment の生成} stub Code Gear は Code Gear 間の継続に挟まれる Code Gear が必要な Data Gear を Context から取り出す処理を行うものである。 @@ -196,11 +196,11 @@ \end{lstlisting} -Code Gear の取得は指定された cbc ファイルから \_\_code 型を見て行う。 +Code Gear の取得は指定された c ファイルから \_\_code 型を見て行う。 取得した Code/Data Gear の enum の定義は enumCode.h、enumData.h に生成される。 -Context では Code Gear の名前とポインタの対応は generate\_context によって生成される enum Code と関数ポインタによって表現される。 -実際に Code Gear に接続する際は enum Code を指定することで接続を行う。 +Code/Data Gear の名前とポインタの対応は generate\_context によって生成される enum Code、enum Data と関数ポインタによって表現される。 +実際に Code/Data Gear に接続する際は enum Code、enum Data を指定することで接続を行う。 また、generate\_context は取得した Code/Data Gear から Context の生成を行うコード (リスト\ref{init_context}) も生成する。 diff -r 151e3fd72185 -r 97f70e469150 presen/fig/generate_context.svg --- /dev/null Thu Jan 01 00:00:00 1970 +0000 +++ b/presen/fig/generate_context.svg Thu Feb 16 07:14:40 2017 +0900 @@ -0,0 +1,328 @@ + + \ No newline at end of file diff -r 151e3fd72185 -r 97f70e469150 presen/slide.html --- a/presen/slide.html Thu Feb 16 02:22:53 2017 +0900 +++ b/presen/slide.html Thu Feb 16 07:14:40 2017 +0900 @@ -87,7 +87,7 @@ @@ -95,8 +95,10 @@
__code cs0(int a, int b){
+ goto cs1(a+b);
+}
+
+__code cs1(int c){
+ goto cs2(c);
+}
+
+
+
+
+
diff -r 151e3fd72185 -r 97f70e469150 presen/slide.md
--- a/presen/slide.md Thu Feb 16 02:22:53 2017 +0900
+++ b/presen/slide.md Thu Feb 16 07:14:40 2017 +0900
@@ -6,21 +6,32 @@
# メタ計算の重要性
- プログラムを記述する際、通常の処理の他に、メモリ管理やスレッド管理、CPU や GPU の資源管理等、記述しなければならない処理が存在する。これらの計算を Meta Computation と呼ぶ。
-- Meta Computation は通常の計算から切り離して記述したい。
+- Meta Computation はノーマルレベルの計算から切り離して記述したい。
- そのためには処理を細かく分割する必要がある。
- しかし、関数やクラスなどの単位は容易に分割できない。
-- そこで当研究室では Meta Computation を柔軟に記述 するためのプログラミング言語の単位として Code Gear、 Data Gear という単位を提案している。
+- そこで当研究室では Meta Computation を柔軟に記述するためのプログラミング言語の単位として Code Gear、Data Gear という単位を提案している。
# Code Gear と Data Gear
- Code Gear は関数に比べて細かく分割されているので Meta Computation をより柔軟に記述できる。
- Data Gear はデータの単位であり、Code Gear は 任意の数の Input Data Gear を参照して処理を行い、Output Data Gear を出力し処理を終える。
# Continuation based C (CbC)
-- Continuation based C (CbC) はこの Code Gear 単位を 用いたプログラミング言語として開発している。
-- Code Gear から 次の Code Gear へと goto による継続で遷移で処理を行い、引数として出力を与える。
+- Continuation based C (CbC) はこの Code Gear 単位を用いたプログラミング言語として開発している。
+- Code Gear から次の Code Gear へと goto による継続の遷移で処理を行い、引数として出力を与える。
+
+```Code_Gear
+__code cs0(int a, int b){
+ goto cs1(a+b);
+}
+
+__code cs1(int c){
+ goto cs2(c);
+}
+```
# Gears OS
-- Gears OS では並列実行するための Task を、実行する Code Gear 、実行に必要な Input Data Gear 、Output Data Gear の組で表現する。
+- Gears OS は Code Gear、 Data Gear の単位を用いて開発されており、CbC で記述されている。
+- 並列実行するための Task を、実行する Code Gear 、実行に必要な Input Data Gear 、Output Data Gear の組で表現する。
- またGears OS では Meta Computation を Meta Code Gear、Meta Data Gear で表現する。
- Meta Code Gear は通常の Code Gear の直後に遷移され、Meta Computation を実行する。
- Meta Code Gear で OS の 機能であるメモリ管理やスレッド管理を行う。
@@ -29,10 +40,58 @@
- Gears OS では Context と呼ばれる接続可能な Code/Data Gear のリスト、Temporal Data Gear のためのメモリ空間等を持っている Meta Data Gear がある。
- Gears OSは必要なCode/DataGearに参照したい場合、このContext を通す必要がある。
+# Gearef、GearImpl
+- Context には Allocation で生成した Data Gear へのポインタが格納されている。
+- Code Gear が Context にアクセスする際、ポインタを使用してデータを取り出すためコードが煩雑になってしまう。
+
+```
+__code clearSingleLinkedStack_stub(struct Context* context) {
+ SingleLinkedStack* stack = (SingleLinkedStack*)context->data[D_Stack]->Stack.stack->Stack.stack;
+ enum Code next = context->data[D_Stack]->Stack.next;
+ goto clearSingleLinkedStack(context, stack, next);
+}
+```
+
+- そこで Code Gear がデータを参照するための Gearef と GearImpl というマクロを定義した。
+
+```
+__code clearSingleLinkedStack_stub(struct Context* context) {
+ SingleLinkedStack* stack = (SingleLinkedStack*)GearImpl(context, Stack, stack);
+ enum Code next = Gearef(context, Stack)->next;
+ goto clearSingleLinkedStack(context, stack, next);
+}
+```
+
# stub Code Gear
+- Code Gear が必要とする Data Gear を取り出す際に Context を通す必要がある。
- しかし、Context を直接扱うのはセキュリティ上好ましくない。
- そこで Context から必要なデータを取り出して Code Gear に接続する stub Code Gear を定義し、これを介して間接的に必要な Data Gear にアクセスする。
-# Gearef、GearImpl
-- Context には Allocation 等で生成した Data Gear へのポインタが格納されている。
--
+```stub
+__code clearSingleLinkedStack(struct Context *context,struct SingleLinkedStack* stack,enum Code next) {
+ stack->top = NULL;
+ goto meta(context, next);
+}
+
+__code clearSingleLinkedStack_stub(struct Context* context) {
+ SingleLinkedStack* stack = (SingleLinkedStack*)GearImpl(context, Stack, stack);
+ enum Code next = Gearef(context, Stack)->next;
+ goto clearSingleLinkedStack(context, stack, next);
+}
+```
+
+# Context、stub Code Segment の自動生成
+- Gears OS では通常の計算の他に Context や stub などの meta computation を記述する必要がある。
+- 現在の CbC で Gears OS を記述すると、この meta computation の記述も行わなくてはならず、これには多くの労力を要する。
+- この記述を助けるために Context を生成する generate_context と stub Code Gear を生成する generate_stub を perl スクリプトで作成した。
+
+# generate context
+- generate\_stub は指定された cbc ファイルの \_\_code型である Code Gear を取得
+- generate\_context は context.h から Data Gear、c ファイルから Code Gear の取得
+
+
+# 今後の課題
+- 本研究では interface の記述、CbC ファイルから Gears OS の記述に必要な Context と stub の生成を行う perl スクリプトの生成を行なった。
+- これにより Gears OS のコードの煩雑さは改善され、ユーザーは Context への接続を意識する必要がなくなった。
+- 今後の課題は Code Gear から meta computation を行う meta Code Gear を生成できるようにし、ユーザーがメタレベルの処理を意識せずにコードを記述できるようにする。
+- また、今回 perl スクリプトによって Context や stub の生成を行なったが、LLVM/clang 上で実装しコンパイラで直接 CbC を実行できるようにすることも優先する。