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1 \chapter{Jungleを使ったアプリケーション}
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2 本章では、これまで開発をしたJungleを使用したアプリケーションを記述する。
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5 \section{Jungle Tree ブラウザ}
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7 Jungleの木に対する変更において、{\tt JungleTreeEditor}クラスを用いる方法はプログラム上では便利だが、手動で変更するのには向いていない。
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8 よって、組み込みWEBサーバーであるJettyを使用し、Servletとして木の表示と編集を実現した。
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10 \subsection{木構造の表示}
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11 JungleTreeブラウザにおいて、Jungle DBはWEBサーバー内に存在し、それから表示に必要なHTMLを生成してブラウザに転送する。
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12 %図\ref{printNode}は、サーバからデータを送り、ブラウザ上でノードを可視化するまでの流れである。
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13 この流れは、Jungleの{\tt NodePath}の処理を除けば通常のデータベースのレコードの表示と同等である。
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15 編集するノードのパスはURLで記述されている。例えば、
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16 {\small
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17 \verb! http://localhost/showBoardMessage?!
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18 \verb! bname=Layout&path=-1,0,2!
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19 }
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20 などとなる。
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22 以下にJungleTreeブラウザを用いて、ノードを表示するまでの流れを記述する。
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23 \begin{enumerate}
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24 \item ユーザーは表示したいノードのパスをURLでJungleTreeブラウザに送る。
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25 \item JungleTreeブラウザは、WEBサーバ内にあるJungleから、対応した木を取得する。
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26 \item JungleTreブラウザは、パスで指定した位置のノードを木から取得する。
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27 \item 取得したノードの中身を、JungleTreeブラウザが表示する。
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28 \end{enumerate}
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31 \subsection{Jungle Tree ブラウザを使った木の編集}
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32 %図\ref{JungleEdit}はブラウザを用いたJungleの木の更新の流れである。
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33 以下にJungle Treeブラウザを用いた木の編集の流れを示す。
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34 \begin{enumerate}
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35 \item ユーザーはJungleTreeブラウザで編集したいノードを表示するページに移動する 。
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36 \item ユーザーはJungleTreeブラウザに木の変更要求を送る。
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37 \item JungleTreeブラウザはWebサーバー内にあるJungleから、対応した木を取得する。
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38 \item 編集を行う木から、{\tt JungleTreeEditor}クラスを取得し、木の変更を行う。
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39 \item 木の変更をJungleにコミットする。
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40 \item 木の変更の結果を表示する。
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41 \end{enumerate}
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43 パスを使用することにより、木の変更をRestfulに行うことができるように見えるが、木のパスは特定の木の版に固有のものである。
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44 ブラウザとWEBサーバは、セッションで結合されており、そのセッションが同じ版の木を編集していれば問題なく成功する。
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45 ただし、編集し終わった時に、他の編集が割り込んでいたら、その編集は無効となる。
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46 %この点が既存のRDBとは異なる。
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47 また巨大な木を操作する時には、Pathを直接URLに含むことはできないので、他の工夫が必要になると考えられる。
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48 このアプリケーションでは任意の木を取り扱うので、木の大きさの現実的な制限を除けば木の設計の問題はない。
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