Mercurial > hg > Papers > 2017 > tatsuki-master
diff jungleTreeBrowser.tex @ 8:c1d7270965c5
add databases.tex jungleTreeBrowser renderingEngine.tex
author | tatsuki |
---|---|
date | Wed, 01 Feb 2017 08:25:09 +0900 |
parents | |
children |
line wrap: on
line diff
--- /dev/null Thu Jan 01 00:00:00 1970 +0000 +++ b/jungleTreeBrowser.tex Wed Feb 01 08:25:09 2017 +0900 @@ -0,0 +1,49 @@ +\chapter{Jungleを使ったアプリケーション} +本章では、Jungleを使用した例題アプリケーションを記述する。 + + +\section{Jungle Tree ブラウザ} + +Jungleの木に対する変更において、{\tt JungleTreeEditor}クラスを用いる方法はプログラム上では便利だが、手動で変更するのには向いていない。 +よって、組み込みWEBサーバーであるJettyを使用し、Servletとして木の表示と編集を実現した。 + +\subsection{木構造の表示} +JungleTreeブラウザにおいて、Jungle DBはWEBサーバー内に存在し、それから表示に必要なHTMLを生成してブラウザに転送する。 +%図\ref{printNode}は、サーバからデータを送り、ブラウザ上でノードを可視化するまでの流れである。 +この流れは、Jungleの{\tt NodePath}の処理を除けば通常のデータベースのレコードの表示と同等である。 + +編集するノードのパスはURLで記述されている。例えば、 +{\small + \verb! http://localhost/showBoardMessage?! + \verb! bname=Layout&path=-1,0,2! +} +などとなる。 + +以下にJungleTreeブラウザを用いて、ノードを表示するまでの流れを記述する。 +\begin{enumerate} +\item ユーザーは表示したいノードのパスをURLでJungleTreeブラウザに送る。 +\item JungleTreeブラウザは、WEBサーバ内にあるJungleから、対応した木を取得する。 +\item JungleTreブラウザは、パスで指定した位置のノードを木から取得する。 +\item 取得したノードの中身を、JungleTreeブラウザが表示する。 +\end{enumerate} + + +\subsection{Jungle Tree ブラウザを使った木の編集} +%図\ref{JungleEdit}はブラウザを用いたJungleの木の更新の流れである。 +以下にJungle Treeブラウザを用いた木の編集の流れを示す。 +\begin{enumerate} +\item ユーザーはJungleTreeブラウザで編集したいノードを表示するページに移動する 。 +\item ユーザーはJungleTreeブラウザに木の変更要求を送る。 +\item JungleTreeブラウザはWebサーバー内にあるJungleから、対応した木を取得する。 +\item 編集を行う木から、{\tt JungleTreeEditor}クラスを取得し、木の変更を行う。 +\item 木の変更をJungleにコミットする。 +\item 木の変更の結果を表示する。 +\end{enumerate} + +パスを使用することにより、木の変更をRestfulに行うことができるように見えるが、木のパスは特定の木の版に固有のものである。 +ブラウザとWEBサーバは、セッションで結合されており、そのセッションが同じ版の木を編集していれば問題なく成功する。 +ただし、編集し終わった時に、他の編集が割り込んでいたら、その編集は無効となる。 +%この点が既存のRDBとは異なる。 +また巨大な木を操作する時には、Pathを直接URLに含むことはできないので、他の工夫が必要になると考えられる。 +このアプリケーションでは任意の木を取り扱うので、木の大きさの現実的な制限を除けば木の設計の問題はない。 +