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add Alice abstract
author | Nozomi Teruya <e125769@ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Thu, 25 Jan 2018 18:15:48 +0900 |
parents | 2e30ed0e2633 |
children | d620f126a383 |
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\begin{abstract} スマートフォンやタブレット端末の普及率が増加している。 それに伴いインターネット利用者数も増加しており、ネットワーク上のサービスには 、信頼性とスケーラビリティーが要求される。 ここでいう信頼性とは、定められた環境下で安定して仕様に従った動作を行うことを 指す。 またスケーラビリティーとは、スケーラビリティとは、分散ソフトウェアに対して単純にノードを追加するだけで性能を線形的に上昇させることができる性質である。 しかし、これらをもつ分散プログラムをユーザーが一から記述することは容易ではない。 これらの問題の解決のために、当研究室ではデータをData Segment、タスクをCode Segmentという単位で記述するプログラミング手法を導入した分散フレームワークAlice の開発を実現した。 Data Segmentは整数や文字列や構造体などの基本的なデータの集まりである。 Code Segmentは入力となるData Segmentが全て揃ったら処理を開始し計算結果のData Segmentを出力するタスクである。 Aliceが実用的な分散アプリケーションを記述でき、仕様の変更を抑えた信頼性の高い拡 張を可能にするということは、水族館の例題やTreeVNCの例題から確認された。 しかし、AliceではAPI設計が直感的でなく、型の整合性がとれない問題があった。また、AliceにNAT越えの機能を実装しようとした際、Data Segment Managerが1つしか持てない たために拡張が困難であることが分かった。 本研究では、Aliceから得られた知見をもとに、分散フレームワークChristieの設計を行った。 \end{abstract} \begin{abstract_eng} \end{abstract_eng}