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author Yuki HAMASE <e155718@ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Fri, 15 Feb 2019 21:21:12 +0900
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\chapter{序論}
\label{chap:introduction}
\pagenumbering{arabic}

%序論の目安としては1枚半ぐらい.
%英語発表者は,最終予稿の「はじめに」の英訳などを載せてもいいかも.

\section{背景と目的}
現代の社会は娯楽に満ち溢れている。スポーツ、絵画、音楽など古来から楽しまれてきたものはもちろん、近年では電子回路やコンピュータグラフィクスを用いたコンピュータゲームが広く遊ばれるようになった。そのコンピュータゲームにも様々な形態が存在する。例えば画面上に次々に現れる敵を撃ち落しながらその撃破数や技術を競うSTG(ShootingGame)というジャンルはよく知られているが、これとは別に、音楽に合わせて楽器の演奏技術やリズム感の良さを競う音楽ゲームというジャンルがある。音楽やそのリズムは人類の歴史と切っても切れない関係にあるが、実際に楽器を自由に演奏できるようになるには短くない訓練期間を要する場合が多い。そのため、より気軽に音楽と触れ合えるような娯楽として、音楽ゲームは広く遊ばれている。

現代のゲームと切り離して考えることができない技術にVR(VertualReality:仮想現実)というものがある。VRは、HMD(HeadMountDisplay)という装置を使用し、装着者の視界を外界と遮断することによりHMD内部のディスプレイが映し出す映像があたかも現実であるかのような体験をすることができる技術である。この技術はゲームとの親和性が非常に高く、発表当初からVRに対応する様々なゲームが開発されてきた。

VR技術を使用した音楽ゲームは複数存在するが、現在これらのゲームは何らかの入力装置をプレイヤーが把持している必要がある。しかし、VRゲームにおいてコントローラーを手に持っておくという現実における作業は、ゲーム内で武器や何らかの装備を所持している等の特殊な場合では有効に作用することがあるが、そうでない場合には仮想空間への没入感を損なう可能性がある。

本論文ではこの問題を解決するため、入力装置を把持する必要のない入力方法を提案し、これを使用したVR音楽ゲームを実現する。

\section{論文の構成}
ほげほげ
%\section{Introduction}