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author | Yuki HAMASE <e155718@ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Tue, 19 Feb 2019 14:24:35 +0900 |
parents | 07e6811b4764 |
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\chapter{既存の音楽ゲーム} \label{chap:concept} 音楽ゲームの視覚的分類には大きく分けて2種類がある。 入力方法の分類には様々な種類があり、その一部を紹介する。 \section{レーン方式} レーン方式では、ターゲットがレーン(ターゲットの移動経路を示すオブジェクト)に従って移動してくる。レーンは通常画面に対して静止している。ターゲットが判定ラインに重なったタイミング、または、その他タイミングを示すオブジェクトに従ったタイミングでプレイヤーがアクションを起こすことにより、点数を得るものである。 レーンは一般に直線状であり、複数のレーンが並行に配置される。ゲーム内容が非常にシンプルでわかりやすい上、入力装置の設計にもほとんど制約がないため、様々な種類のレーン方式を採用した音楽ゲームが存在している(図\ref{gitadora})。 \begin{figure}[htbp] \begin{center} \includegraphics[height=7cm]{fig/gitadora.jpg} \end{center} \caption{ギターやベース、ドラムを演奏することができる音楽ゲーム} \label{gitadora} \end{figure} レーン方式には、カメラ(プレイヤー)が判定ラインと共にレーン上を進行し、ターゲットが判定ラインに重なったタイミング、または、その他タイミングを示すオブジェクトに従ったタイミングでプレイヤーがアクションを起こすことにより、点数を得るものもある。プレイヤー自身がゲーム空間を進行するため、スピード感を重視したゲーム演出が可能である。 この方式ではゲームの設計上でカメラの移動速度やカメラの角度が自由に調整可能となるため、あえてプレイヤーがターゲットを認識しづらくするような演出が可能となるなど、ゲームプレイ上の演出の幅をひろげることができる。 \begin{figure}[htbp] \begin{center} \includegraphics[height=7cm]{fig/sv.jpg} \end{center} \caption{カメラがレーン上を走行することにより強い疾走感を得られる音楽ゲーム} \label{sv} \end{figure} \section{タッチパネル方式} タッチパネル方式にはレーンの概念がない。画面上にターゲットとタイミングアイコンが生成されるので、プレイヤーはこの指示に従いタイミングよくターゲットをタッチすることで点数を得ることができる。 この方式はスマートフォンとの相性が良いため、複数のスマートフォン向け音楽ゲームがこの方式を採用している。 この方式の派生として、タッチではなくマウスクリックでプレイすることにより、タッチパネルではなく通常のモニタでプレイ可能な音楽ゲームも存在する。 \begin{figure}[htbp] \begin{center} \includegraphics[height=7cm]{fig/synchronica.png} \end{center} \caption{タッチパネルを操作することによりプレイが可能なゲーム} \label{synchronica} \end{figure} \section{ガンシューティング方式} ガンシューティング方式では画面上の任意の点に撃ち抜くべきターゲットと撃ち抜くべきタイミングを示すオブジェクトが生成される。プレイヤーは銃型コントローラーでターゲットに狙いを定め、タイミングよくターゲットを撃ち抜くことで点数を得ることができる。 この方式を採用したアーケード音楽ゲームはかつては人気を誇っていたが、現在ではそのほとんどが稼働を終了している。 \begin{figure}[htbp] \begin{center} \includegraphics[height=7cm]{fig/mgg.jpg} \end{center} \caption{銃型コントローラーでリズムよくオブジェクトを撃ち抜く音楽ゲーム} \label{mgg} \end{figure} \section{etc.} ここに紹介した以外にも赤外線センサを用いた入力を行うものや、レーン方式を採用しているにもかかわらず入力は感圧式タッチパネルを使用するものなど、多数の音楽ゲームの形態が存在する。