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diff final_main/chapter2/chapter2.tex @ 15:c7ab31269230
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author | ichikitakahiro <e165713@ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Sat, 15 Feb 2020 18:37:06 +0900 |
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--- a/final_main/chapter2/chapter2.tex Sat Feb 15 17:48:53 2020 +0900 +++ b/final_main/chapter2/chapter2.tex Sat Feb 15 18:37:06 2020 +0900 @@ -7,16 +7,17 @@ リモートエディタとは他のマシン上に存在するファイルのバッファを別デバイスから開いて編集, 保存することができる機能である. 本研究ではこのリモートエディタを複数人が同時に同じファイルを編集し, その上変更がリアルタイムに反映されるように設計する. -この章では同期リモートエディタの実装の上で踏んだプロセスや, 開発の上で問題となる点と解決策について説明する。 +この章では同期式リモートエディタの実装の上で踏んだプロセスや, 開発の上で問題となる点と解決策について説明する。 \section{document listenerによる編集オフセット番号の読み取り} - エディタ同士の基本通信環境の構成のため, Chrisitie と同様にjava 言語で作成したエディタのインスタンスを使い, 異なるマシン同士の同期の実現を目指した. + 本研究の通信部分を構成する分散フレームワークChrisitie はjavaで開発する. +したがってエディタ同士の基本通信環境の構成のため, Chrisitie と同様にjava 言語で作成したエディタのインスタンスを使い, 異なるマシン同士の同期の実現を目指した. 自作エディタは java. swingの機能で構成されており, コードをオフセット番号で取り扱っている. 追記または削除されたオフセット位置とその内容の取得はDocumentListenrを使用した. DocumentListenerのクラスはswingで実装したエディタ部分の入力と削除を検知し, 動作するメソッドであり, DocumentEvent内に入力されたオフセットとその長さや文字列が入力されるため, それをChrisitie側で検知し処理を行った. -insertUpdateメソッドではバッファに入力が行われた際に自動的に実行され, removeUpdateメソッドは同様にバッファ内の文字のいずれかが削除が行われた際に実行される. +insertUpdateメソッドではエディタのバッファに入力が行われた際に自動的に実行され, removeUpdateメソッドは同様にバッファ内の文字のいずれかが削除が行われた際に実行される. 他ノードから送信されてきた命令によるバッファの変更によっても実行され, 意図しないループが発生したため, 受信した命令では実行されないように記述をおこなった. コード\ref{code:DocumentListener}はinsertUpdate, removeUpdateの記述部分である. @@ -41,8 +42,10 @@ といった点が挙げられる. ソースコード:\ref{code:Command}は書き込み, 送信を行う際の命令をクラスとして作成したものである. このクラスのインスタンスを命令オブジェクトとして送信し合う. +実際にChristieで命令オブジェクトの送受信を実装した解説は第四章にて行う. -\lstinputlisting[caption=Commandパターンとして実装した命令, label=code:Command]{./src/Command.java} +\lstinputlisting[caption=Commandパターンで実装した命令クラス, label=code:Command]{./src/Command.java} + \section{命令オブジェクトを実装する際に起きた問題} インスタンス化した命令を他ノードに送信する際にエラーが発生し, 送信に失敗してしまうという問題が発生した. @@ -155,17 +158,21 @@ と言った方法で行うことができる. これを削除, 文字列の置き換えにもそれぞれ対応する方法を作ることによりズレの修正を行う. -また, 上記の修正方法のテストコードを試みた. -テストコードを書き上げる中でこの方法でも網羅できていない問題点や実装上の問題がみられた. +上記の修正方法のテストコードを試みた. +構成としては現時点では問題が見られていないが, 実装した際に初めて判明する通信速度や複数の独立した処理による影響も対処しなければならない可能性がある. + +また, これからの実装を考えると \begin{itemize} \item 既存のエディタ(emacsやvim)のバッファ処理はオフセット単位で行われていない. +\item コマンドを保持し続けるとメモリ容量に無駄が発生する. \item コマンドのput(送信)失敗についての想定ができていない. -\item 現在のChristieでは リスト型や Stack型がputできない. -\item コマンドを保持し続けるとメモリ容量に無駄が発生する. \end{itemize} -と言った問題点が露見した. -これらの問題についての対応方法を模索する必要がある. -また実装した際に初めて判明する通信速度や複数の独立した処理による影響も対処しなければならない可能性がある. +といった点を修正する必要がある. + + + + +