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diff paper/tex/agda.tex @ 8:bb7e9eaf9df8
FIN chapter 2,3,6
author | soto <soto@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Fri, 12 Feb 2021 18:02:24 +0900 |
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--- a/paper/tex/agda.tex Thu Feb 11 23:36:12 2021 +0900 +++ b/paper/tex/agda.tex Fri Feb 12 18:02:24 2021 +0900 @@ -9,10 +9,10 @@ は記述したプログラムを証明することができる。 \section{Agdaの基本} +本節ではAgdaの基本事項についてソースコードを例に出しながら説明を行う。 \subsection{関数の実装} -本節ではAgdaの基本事項について \coderef{plus} を例として解説する。 - +Agdaでの関数の 定義方法について \coderef{plus} を例として解説する。 基本事項として、$ \mathbb{N} $ というのは自然数 (Natulal Number) のことである。 また - (ハイフン) が2つ連続して並んでいる部分はコメントアウトであり、 ここでは関数を実行した際の例を記述している。 @@ -24,10 +24,10 @@ この : の前が関数名になり、その後ろがその関数の定義となる。 : 以降の (x y : $ \mathbb{N} $) は関数は x, y の自然数2つを受けとるという意味になる。 $ \rightarrow $ 以降は関数が返す型を記述している。 -まとめると、この関数 plus は、型が自然数である2つの変数が x, y を受け取り、 +まとめると、この関数 plus は、型が自然数である2つの変数 x, y を受け取り、 自然数を返すという定義になる。 -関数の定義をしたコードの直下で実装を行うのが常である。 +Agda では関数の定義をしたコードの直下で実装を行うのが常である。 関数名を記述した後に引数を記述して受け取り、= (イコール) 以降で 引数に対応した実装をする。 @@ -51,15 +51,17 @@ 利点としては、直感的な記号論理の記述ができる。 以下、記号論理は基本的に三項演算子を使用して記述する。 +\begin{comment} \subsection{Agdaにおけるラムダ計算} \lambda +\end{comment} \subsection{Data 型の実装} Deta 型とは分岐のことである。 そのため、それぞれの動作について実装する必要がある。 -例として既出で Data 型である $ \mathbb{N} $ の実装を \coderef{Nat} に示す。 +例として既出の Data 型である $ \mathbb{N} $ の実装を \coderef{Nat} に示す。 -\lstinputlisting[label=Nat, caption=Nat] {src/agda/Nat.agda} +\lstinputlisting[label=Nat, caption=Natural の定義] {src/agda/Nat.agda} 実装から、$ \mathbb{N} $ という型は zero と suc の2つのコンストラクタを持っていることが分かる。 それぞれの仕様を見てみると、zeroは $ \mathbb{N} $ のみであるが、 @@ -72,13 +74,13 @@ 言い換えればパターンマッチをする必要があると言える。 これは puls 関数で suc 同士の場合と、zeroが含まれる場合の両方を実装していることの説明となる。 -\subsection{パターンマッチ} +% \subsection{パターンマッチ} \subsection{Record 型の実装} Record 型とはオブジェクトあるいは構造体ののようなものである。 \coderef{And}は AND の関数となる。p1で前方部分が取得でき、p2で後方部分が取得できる。 -\lstinputlisting[label=And, caption=And] {src/agda/And.agda} +\lstinputlisting[label=And の定義, caption=And] {src/agda/And.agda} また、Agda の関数定義では\_(アンダースコア)で囲むことで三項演算子を定義することができる。 @@ -86,7 +88,7 @@ 定義は「AならばB」かつ「BならばC」なら「AならばC」となる。 \coderef{syllogism}を以下に示す。 -\lstinputlisting[label=syllogism, caption=syllogism] {src/agda/syllogism.agda} +\lstinputlisting[label=syllogism の実装, caption=syllogism] {src/agda/syllogism.agda} コードの解説をすると、引数として x と a が関数に与えられている。 引数 x の中身は ((A $ \rightarrow $ B) ∧ (B $ \rightarrow $ C)) 、引数 a の中身 @@ -94,7 +96,9 @@ \_∧\_.p2 x で (B $ \rightarrow $ C) であるため、これに B を与えると C が取得できる。 よって A を与えて C を取得することができたため、三段論法を定義できた。 -\section{Agdaで使用するもの} +\section{本論で使用する Agda の記法} +本論では、ソースコードを出しながら実施内容について述べるが、 +特殊な記法を用いている場合があるので、前もって解説をする。 \subsection{Agdaの省略記法} Recode が入力された場合のことを考える。この際、入力時に record を展開してしまうと、