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author Takato Matsuoka <t.matsuoka@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Sat, 29 Jan 2022 20:27:16 +0900
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\chapter{既存のデバッガについて}
デバッガとはプログラムのデバッグを行う際に用いられるソフトウェアであり、変数の値を確認したり、プログラムを1行単位で実行したりしながらプログラムのバグの発見・修正を行う。
 
 \section{代表的なデバッガの機能}
 既存のデバッガとしてGDB\cite{gdb}やLLDB\cite{lldb}などが挙げられる。またこれらのデバッガの持つ代表的な機能として以下が挙げられる。
 
 \section{ステップ実行}
 プログラムを1ステップずつ実行させる機能である。これによりプログラムの動作を1つずつ確認することができる。ステップ実行には種類がありステップイン、ステップオーバー、ステップアウトなどがある。
 
 \section{変数の値の確認}
 現在の状態における変数の確認ができる機能である。変数だけでなく、構造体やクラスなどの値を確認することもできる。これを用いて任意の状態における変数の値を確認することで、プログラマーが意図した処理が正常に実行されているかどうかを確かめることができる。
 
 \section{ソースコードの表示}
 プログラムをステップ実行する際にどの行を実行しているかを表示する。
 
 \section{ブレークポイント}
 ブレークポイントはプログラムの任意の行や関数を指定することでその箇所でプログラムの実行を一時停止する機能である。ブレークポイントを設定して、変数の値の確認など行うことで変数に正しい値が格納されているかどうかなどを確かめることができる。
 
 \section{スタックトレース}
 スタックトレースとはプログラムの実行手順を確認できる機能で、関数がどのように呼び出されているのかを確認できる。これを使うことでプログラムの実行順を追いやすくなりデバッグ作業を行う上で重要な機能である。