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author Takato Matsuoka <t.matsuoka@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Sun, 30 Jan 2022 23:34:06 +0900
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\chapter{結論}
本研究では、GearsOSに特化したデバッガの作成を行った。CodeGear単位で遷移を行うGearsOSのデバッグを行うために、CodeGear単位でプログラムを一時停止させ、デバッグコマンドを入力することでDataGearの値を見ることが可能となった。また、デバッグ用のWorkerとTaskManagerを作成し、通常のWorkerとTaskManagerと変更することで、様々な例題を対象としてDataGearの値を確認することが可能となった。

\section{今後の課題}
今後の課題としてデバッガ呼び出し手順の煩雑さが挙げられる。現状でデバッガを呼び出すには通常のWorkerとTaskManagerからデバッグ用のWorker、TaskManagerへの入れ替えや、meta.pmの記述・配置、debugMetaのプロトタイプ宣言の記述を行い、再ビルドを行う必要がある。
WorkerやTaskManagerに関しては、通常のWorkerやTaskManagerをデバッグ用に拡張させ、例題実行時にオプションとしてデバッグオプションを指定することで振る舞いを通常の振る舞いからデバッグ用へと分岐させることが可能だと考えられる。またmeta.pmやdebugMetaに関してはGearsOSのビルドシステムであるgenerate\_stub.plやgenerate\_context.pl側でデバッグオプションの有無により継続を先を変更することが出来れば、通常の例題を再ビルドさせることなく、オプションの有無によって通常実行とデバッグ実行を切り替えられると考える。

\begin{comment}
\begin{itemize}
	\item Worker, TaskManagerの入れ替え
	\item meta.pmの配置
	\item debugMetaのプロトタイプ宣言
\end{itemize}
\begin{itemize}
     \item デバッガ呼び出し時の煩雑さ
      \item トレース機能の実装
      \item 再実行機能
\end{itemize}
\end{comment}