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author | kiyama <e185758@ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Tue, 06 Feb 2024 14:38:09 +0900 |
parents | f8a7b9b234ce |
children | e6211faf0551 |
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\chapter{関連研究} \section{本研究の先行研究} 「情報工学系学科における教育用計算機システムの自主構築に関する取組み」\cite{system}ではネットワークが普及した社会における情報システム人材の需要と供給に焦点をあてている. 需要に対し特に実践力のあるシステム管理人材の数が不足しており,それらの人材育成における資金や教師の確保が課題になるとしている. また,情報工学科において学科内で使用される情報システムの構築を外部の業者に委託している事から,学生が自らシステムを構築する機会が失われているという問題を指摘している. 先行研究での取り組みとして,2009年に学生が主体となって本学の情報システムのリプレースが行われた.それにより,旧システムの問題点を明確にし,それらを解消する新しいシステムの構築・設計を学生が主体となって行った. リプレイス後に取ったアンケートと旧システムとの比較によって有用性を示した. 旧システムの問題点を明確にし,それらを改善した新システム提示することで十分な完成度があることを示した. 利用者アンケートからも新システムが旧システムの課題を解決していることがわかる. 管理者の自己評価アンケートからは情報システムの総合的な技術習得に繋がったことが示された. \section{問題点} 学生自身が利用する情報システムの管理の有用性は先行研究で示されたが,2020年度から2023年度にかけてシステム管理に関わる学生の数が減少していることが新たな課題となっている.毎年平均して3~4人程度のメンバーしかおらず,管理に必要なリソースが不足している.加えて,先行研究で示された実践的な構築経験を体験できるのは限られた数の学生に限定される.