view Paper/chapter/conclusion.tex @ 11:dfa5bd3776ee

...
author kiyama <e185758@ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Wed, 07 Feb 2024 15:27:45 +0900
parents 5d7e6a380735
children 7619de63c978
line wrap: on
line source

\chapter{まとめ}
\section{総括}
本論文では2020年10月に構築された教育研究用情報システムの運用を行い,演習科目でのシステム管理活動の体験について述べた.
以下本論文について振り返る.
第1章では研究目的と本コースの教育研究用情報システムの運用管理を行なっているシステム管理チームの主な活動内容について述べた.
第2章では,本研究で使用した技術について述べた.
第3章では2020年のシステム移行から利用されている現行のシステムについて述べた.物理マシン,ネットワーク構成,提供しているサービスとそれらの環境について述べた.
第4章では関連研究を提示した.関連研究が行われた2009年代はシステムリプレイスを用いた実践教育への活用を題材としており,実装された新システムの完成度と関係者からのアンケートを用いて有用性を示していた.それらと比較して2022年よりシステム管理に参加する学生の減少を課題として述べた.
第5章では演習科目のテーマでの活動について述べた.半期の授業での取り組みである事や現行システムの複雑さからテーマごとにグループ分けした.それらグループの中では既存システムの問題点の解決や新しくシステムの構築の体験などを行った.またそれらの取り組みについてアンケートを取った.これらの結果から学生は演習科目内で取り組みたいテーマを持っており,選択したテーマに関する知識が得れたと回答している.しかし,管理活動でのLinuxコマンドの操作難易度が高いといった声や積極的に手を動かす学生が少ない事が課題となった.
第6章ではチャットシステムを利用したシステム管理手法について述べる.5章の取り組みと課題からチャットツールを用いたシステム管理手法を提案した.この手法では意図せずシステムに影響を与える操作をする心配がなく,権限がない学生でもシステムの状態を確認する事ができる.

本チームのように学生が主体となって教育研究用システムを構築,運用,保守する事は珍しい.2020年に構築し2024年現在まで運用したシステムは少数のメンバーによって管理されたおり人員的なリソース不足が問題視されていた.また2025年にはシステム更新がある.より良いシステムを構築する為に利用者である学生がこの取り組みに参加する事がひつようである.また,学生がシステムを活用し構築することは実践教育として有用である,この機会を損失しない為にも多くの学生をシステム管理活動に参加させることが必要である.
この取り組みは演習科目のテーマとしてシステム管理を体験させる事で今後のシステム管理活用での人員の勧誘の参考になると考えこれまでの論文を記した.

\section{今後の課題}
本研究の今後の課題について述べる.
\subsection{セキュリティの強化}
\subsection{スラッシュコマンドの利用}
\subsection{スラッシュコマンドの実装}
\subsection{システム更新}