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1 %\section{学科システム}
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3 企業や大学では業務や授業あるいは研究などにコンピュータ上のサービスが重要である.
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4 これらはオンプレのシステムとクラウド上のシステム, さらに, 従業員や教員, 学生が持ち込むPCやモバイル, それらをつなぐ有線無線あるいは公衆回線を含む.
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5 これら全体を協調させ, 故障や外部からの脅威から守るのがシステム管理の仕事になる.
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6 この協調方法は日々最新技術が登場しており, それを積極的に導入すると同時に, 利用者及び管理者がその技術をうまく使えるようになることが望ましい.
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8 これを固定された少数の管理者が行なうことはリソース的に難しく, 利用者の教育的観点からも望ましくない. IT技術は使って, 改良していくことにより全体の生産性が向上し, 組織的な協調あるいは進化が可能になる.
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9 つまり, 利用者も積極的にシステム管理に関わることが望ましいと思われる. それが結果的に管理者の負担を下げ、管理業務の意義を高めることにつながる.
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12 琉球大学工学部では約300名の学生や教員に対してネットワーク接続サービスや仮想サーバーの貸し出しサービス,学内チャットシステムなどのシステムを提供するために, 教員と学生のチームを作り対応している.
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13 これはシステム管理チーム(シス管)と呼ばれている. システム管理活動は2022年度から演習科目の一つのテーマとなっており,三年次の学生が参加している.
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14 演習科目の一環として参加する学生には様々な背景があり個人によってシステム管理に関する知識の差がある.
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15 そこで、システム管理演習への参加を効率的に進めるために敷居を下げる必要がある.
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16 本稿ではチャットツールであるmattermostを用いたシステム管理の手法を提案する.
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