現代では技術の進展により、OSも64bitが主流となっている．OSとハードウェアを繋ぐファームウェアも，制約の多いBIOSは非推奨となり、より柔軟性があるUEFIが広く採用されている．当研究室で開発中のGears OSは，32bitのxv6をベースに実装されているため，UEFIから起動できない．高性能なCPUやメモリが主流になった現代で，OSの開発におけるBIOSの制約はネックとなるため，Geras OSは今後64ビットに書き換える方針である．本研究では，Armの64bitに対応したxv6がUEFIを用いてブートできることを確認し，その結果から，UEFIを用いたGears OS-64bitの実装について考察を述べる．