Mercurial > hg > Papers > 2008 > atsuki-master
changeset 25:e9e64f24de9b
*** empty log message ***
author | atsuki |
---|---|
date | Wed, 20 Feb 2008 22:56:27 +0900 |
parents | f9826b88bd8f |
children | 3a8e2059e713 |
files | youshiki/5-1.tex |
diffstat | 1 files changed, 22 insertions(+), 6 deletions(-) [+] |
line wrap: on
line diff
--- a/youshiki/5-1.tex Wed Feb 20 21:17:10 2008 +0900 +++ b/youshiki/5-1.tex Wed Feb 20 22:56:27 2008 +0900 @@ -63,7 +63,7 @@ } \def\論文題目{ -線形時相論理による Continuation based C プログラムの検証 +線形時相論理を用いた Continuation based C プログラムの検証 } \def\題目位置{17.74cm} % タイトルが 1 行のとき %\def\題目位置{17.56cm} % タイトルが 2 行のとき @@ -77,7 +77,7 @@ まず、非決定性を含むプログラムとして並列プログラムをとりあげ、 継続を基本とする言語Continuation based C(CbC)で記述し、 そのプログラムに対してタブロー法と線形時相論理を用いて検証する手法を示している。 -次に、実装したプログラムを他の検証ツールであるSPINと +非決定性を含むプログラムを検証するために、可能な実行すべてを検 %家庭用ゲーム機で動作するゲームプログラムの分割の単位として、 %ゲームプログラムを実行可能に分割すること(Demonstration)を提案している。 %また、 @@ -90,12 +90,28 @@ %page 2 \def\審査要旨b{ +査し、プログラムの持つ状態をすべて展開している。 + +~~次に、実装したプログラムを他のモデル検査ツールであるSPINと Java PathFinderの2つと比較している。 -実行時間においては他の検証ツールより遅いという結果になっているが、 +実行時間においては他のモデル検査ツールより遅いという結果になっているが、 実用に耐え得る速度であることが示されている。 -また、SPINとJava PathFinderはシミュレーションによる検証であるが、 -CbCでは、実際のプログラムを直接実行することによる検証であるため、 -この部分にエラーが入ることはないのがCbCによる検証の利点であることが示された。\\ + +~~また、Java PathFinderはバイトコードによるシミュレーションであり、 +SPINはPROMELA をコンパイルしたCのコードによるシミュレータにより検証を +行っている。 +CbCによる検証は、他の二つと異なり実際に実行可能なプログラムを直接実行 +することで行われる。そのため、この部分にエラーが入ることはないのがCbCによる +検証の利点であることが示された。 + +~~CbCにおける検証では、検証する性質の記述はCbCそのもので行われる。 +タブロー展開と同時に(限られた)時相論理で記述された性質を +ほとんどオーバヘッドなくチェックすることが可能であることが示された。 +したがって、上記の論文で掲げていた目的を十分に達成していると考えられる。 +%また、SPINとJava PathFinderはシミュレーションによる検証であるが、 +%CbCでは、実際のプログラムを直接実行することによる検証であるため、 +%この部分にエラーが入ることはないのがCbCによる検証の利点であることが示された。\\ + %比較の結果から、 %CbCが実用的であることを示している。 %次に、