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1 \section{まとめ}
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2 本研究では、Many Core Architecture 向けの Fine Grain Task OS を提案し、
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3 例題として Cell 上で動作する、ゲームプログラム用 OS である Cerium を開発した。
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4 Cerium を用いることで、PS3 上という限られた環境だけでなく、
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5 Linux や Mac OS X でもテストやデバッグを行うことが出来るため、
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6 並列プログラミング経験の低い学生の実験にも使用できる。
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8 \section{今後の課題}
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9 ここでは、Cerium に関する課題を示す。
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11 \subsection{Scene Graph}
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12 カメラや光源、コントローラ等からの入力に対応するノードが未実装である
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14 \subsection{Rendering}
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15 必要最低限の機能は実装しているが、ゲームとしては以下の機能が必須といえる。
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17 \begin{itemize}
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18 \item Shading
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19 \item Alpha blending
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20 \end{itemize}
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22 また、現在は描画時に Z Buffer を用いているが、Z sort を用いることにより、
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23 SPE 上に Z Buffer の領域は必要なくなる。
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24 Z sort とは、面に対してどちらが手前にあるかというのを判断し、
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25 おくにある面から描画していく手法である。
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27 \subsection{Task Manager}
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28 プログラムを SPE 上にロードする機能は必須である。
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30 このライブラリを学生が使用する場合、
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31 並列化のためのデータとコードの分割は、
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32 並列プログラミングの経験がない学生には難しいため、
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33 何らかのひな形を示す必要がある。
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35 \figref{fig-pipeline} では、Task Exec の中で DMA の処理を
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36 行うことを想定した実装にはなっていない。
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37 Exec の中でアドレスの計算をし、それを元に DMA 転送をする、というのもありえる。
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38 しかし、ユーザが勝手に DMA 命令を発効すると、DMA 完了待ちやデータ重複など、
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39 パイプラインの流れが崩れてしまう恐れがある。
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40 それを回避する実装が必要である。
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