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author | Nobuyasu Oshiro <dimolto@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Wed, 29 Jan 2014 20:06:17 +0900 |
parents | 08b4b77267ce |
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\section{時系列に合意状態を見ることの有用性} 最後に, 時系列に合意状態をみることによる有用性について考察を行う. 今回, 時系列的な合意状態を保存した主な理由に次の場面を想定したからである. \begin{enumerate} \item 最初に立てられた主張の合意がとられる. \item 一度合意はされたが否認に直され, 別の主張が合意される. \item やはり最初の主張の方で合意を行いたいと思い最初の合意状態に戻される. \end{enumerate} これら一連の流れを\figref{fig:temporal1},\figref{fig:temporal2},\figref{fig:temporal3} に示す. \begin{figure}[htpb] \begin{center} \includegraphics[scale=0.40]{figure/temporal1.png} \caption{時系列的な合意状態の確認その1} \label{fig:temporal1} \end{center} \end{figure} \begin{figure}[htpb] \begin{center} \includegraphics[scale=0.40]{figure/temporal2.png} \caption{時系列的な合意状態の確認その2} \label{fig:temporal2} \end{center} \end{figure} \begin{figure}[htpb] \begin{center} \includegraphics[scale=0.40]{figure/temporal3.png} \caption{時系列的な合意状態の確認その3} \label{fig:temporal3} \end{center} \end{figure} 最終的な合意は\figref{fig:temporal3}となる. ここで問題になるのが, \figref{fig:temporal2}の状態である. もし, 時系列的な表示ができなければ, \figref{fig:temporal3} の状態しか確認することができない. しかし実際にこの議論は, 一度は別の主張が合意されたという流れを持つ. 時系列的な表示を行うことで, 合意がなされるまでの新たな情報を得ることができる. これにより, なぜこの主張が合意されたのか, なぜ別の主張が合意されなかったのかと いった説明要求に応えるための情報を増やすことができると期待できる.