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comparison paper/evaluation.tex @ 1:39db0e32f7e7
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author | taiki <taiki@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Fri, 18 Apr 2014 20:54:50 +0900 |
parents | b3fac6da3f37 |
children | 4d10be900ce8 |
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1 \section{評価} | 1 \section{評価} |
2 授業 Operating System で使用した、VM 環境の構成は以下のようになる。 | 2 授業 Operating System で実際に使用した、VM 環境の構成を説明する。授業 Operating system は、受講者60名の授業である。 |
3 | |
4 | |
5 \subsection{サーバの構成} | |
6 ホストサーバの環境は以下である。 | |
3 | 7 |
4 \begin{itemize} | 8 \begin{itemize} |
5 \item OS:debian | 9 \item OS:debian |
6 \item Linux kernel version: | 10 \item CPU: Intel(R) Xeon(R) CPU X5650 @ 2.67GHz |
7 \item CPU: | 11 \item Memory: 24GB |
8 \item Memory: | 12 \item Filesystem: OCFS2 |
9 \item NAS Filesystem: OCFS2 | |
10 \item KVM version: | |
11 \end{itemize} | 13 \end{itemize} |
12 | 14 |
13 \subsection{Oracle Cluster Filesystem(OCFS2)} | 15 また OCFS2 との接続は、図\ref{fig:nasstructure}となっている。複数台のブレードサーバから OCFS2 でフォーマットされたファイルシステムへ接続し、書き込みを行う。ブレードに内蔵されている SSD では大量の VM イメージを保存するには足りないため、外部の記憶装置を利用する必要があるためである。 |
14 \subsection{サーバの構成} | 16 また別のブレードサーバ上に KVM をたてた場合に移行が簡単になる。 |
17 | |
18 \begin{figure}[htb] | |
19 \begin{center} | |
20 \includegraphics[scale=0.6]{./images/sanstructure.pdf} | |
21 \end{center} | |
22 \caption{All Server structure} | |
23 \label{fig:sanstructure} | |
24 \end{figure} | |
25 | |
26 情報工学科では、グローバルIPアドレスを取得することができる。生徒は取得したIPアドレスを使用して VM へ ssh アクセスする。そのため、virsh が作る仮想ネットワークではなく、情報工学科の DHCP サーバによって生徒のIPアドレスが受け取られるように設定する必要がある。それには仮想ブリッジを配置してその問題に対処した。 | |
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28 図\ref{fig:serverstructure}は ie-virsh を使用して生徒が VM を配置するホストの構成である。 | |
29 | |
30 \begin{figure}[htb] | |
31 \begin{center} | |
32 \includegraphics[scale=0.6]{./images/serverstructure.pdf} | |
33 \end{center} | |
34 \caption{Server structure} | |
35 \label{fig:serverstructure} | |
36 \end{figure} | |
37 | |
38 また、情報工学科で使用されている LDAP サーバの情報を使用して、学科のアカウントでssh ログイン可能な状態に設定した。そうすることで、生徒一人一人のアカウントを登録する必要がなく、またアカウント名は学籍番号になっているため管理が容易となる。 | |
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40 \subsection{XML template} | |
41 生徒が作成する VM は、XML のテンプレートを元に作成される。テンプレートは VM にしておくべき設定が記述されており、ie-virsh はこのテンプレートを元に生徒の XML ファイルを生成する。 | |
42 XML template にされている設定は以下のようになる。 | |
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44 \begin{itemize} | |
45 \item ネットワークの設定 | |
46 \item I/O 設定 | |
47 \item VM イメージのフォーマット | |
48 \item CPU 数 | |
49 \item メモリ容量 | |
50 \end{itemize} | |
51 | |
52 ie-virsh は XML template を元に以下の設定を追記したファイルを作成する。 | |
53 | |
54 \begin{itemize} | |
55 \item VM 名 | |
56 \item UUID | |
57 \item VM イメージの配置 | |
58 \end{itemize} | |
59 | |
60 以上が生徒が利用するための XML テンプレートの設定である。 | |
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15 \subsection{マルチユーザでの利用} | 62 \subsection{マルチユーザでの利用} |
63 ie-virsh はマルチユーザで利用できるように実装している。今回授業 Operating System で使用した際は、受講者 60 人が使用し、授業 Operating system の課題を行った。 | |
64 生徒一人一人が VM をブレードサーバにアップロードし、ssh 接続し操作することができた。 | |
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16 \subsection{Vagrant Box の利点・欠点} | 67 \subsection{Vagrant Box の利点・欠点} |
68 今回生徒のノートパソコン上で VM を作成・設定する際に、Vagrant Box を利用した。Vagrant は、既にインストールされている Vagrant Box イメージをノートパソコンで起動することができる。生徒はその VM イメージを使用して設定し、その後ブレードサーバにアップロードする。アップロードした後に ie-virsh で起動し、サーバとして動作させる。 | |
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70 そうすることによって、始めから OS をインストールをすることなく手軽に開発環境を構築することができる。 | |
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72 しかし今回、セキュリティ対策をしていないため Vagrant Box のセキュリティに関する設定が甘かった。そのため生徒は対策しないままブレードサーバへアップロードしてしまうということが起きた。パスワードやファイアウォールの設定の自動化が必要となってくると考えられる。よい学習環境を整えるために、VM の設定を考えることが必要である。 | |
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74 \subsection{vSphere との比較} | |
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76 \subsection{Vagrant と virsh の比較} | |
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78 \subsection{Web Service としての実装との比較} | |
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