0
|
1 \section{評価}
|
1
|
2 授業 Operating System で実際に使用した、VM 環境の構成を説明する。授業 Operating system は、受講者60名の授業である。
|
|
3
|
|
4
|
|
5 \subsection{サーバの構成}
|
|
6 ホストサーバの環境は以下である。
|
0
|
7
|
|
8 \begin{itemize}
|
|
9 \item OS:debian
|
1
|
10 \item CPU: Intel(R) Xeon(R) CPU X5650 @ 2.67GHz
|
|
11 \item Memory: 24GB
|
|
12 \item Filesystem: OCFS2
|
0
|
13 \end{itemize}
|
|
14
|
1
|
15 また OCFS2 との接続は、図\ref{fig:nasstructure}となっている。複数台のブレードサーバから OCFS2 でフォーマットされたファイルシステムへ接続し、書き込みを行う。ブレードに内蔵されている SSD では大量の VM イメージを保存するには足りないため、外部の記憶装置を利用する必要があるためである。
|
|
16 また別のブレードサーバ上に KVM をたてた場合に移行が簡単になる。
|
|
17
|
|
18 \begin{figure}[htb]
|
|
19 \begin{center}
|
|
20 \includegraphics[scale=0.6]{./images/sanstructure.pdf}
|
|
21 \end{center}
|
|
22 \caption{All Server structure}
|
|
23 \label{fig:sanstructure}
|
|
24 \end{figure}
|
|
25
|
|
26 情報工学科では、グローバルIPアドレスを取得することができる。生徒は取得したIPアドレスを使用して VM へ ssh アクセスする。そのため、virsh が作る仮想ネットワークではなく、情報工学科の DHCP サーバによって生徒のIPアドレスが受け取られるように設定する必要がある。それには仮想ブリッジを配置してその問題に対処した。
|
|
27
|
|
28 図\ref{fig:serverstructure}は ie-virsh を使用して生徒が VM を配置するホストの構成である。
|
|
29
|
|
30 \begin{figure}[htb]
|
|
31 \begin{center}
|
|
32 \includegraphics[scale=0.6]{./images/serverstructure.pdf}
|
|
33 \end{center}
|
|
34 \caption{Server structure}
|
|
35 \label{fig:serverstructure}
|
|
36 \end{figure}
|
|
37
|
|
38 また、情報工学科で使用されている LDAP サーバの情報を使用して、学科のアカウントでssh ログイン可能な状態に設定した。そうすることで、生徒一人一人のアカウントを登録する必要がなく、またアカウント名は学籍番号になっているため管理が容易となる。
|
|
39
|
|
40 \subsection{XML template}
|
|
41 生徒が作成する VM は、XML のテンプレートを元に作成される。テンプレートは VM にしておくべき設定が記述されており、ie-virsh はこのテンプレートを元に生徒の XML ファイルを生成する。
|
|
42 XML template にされている設定は以下のようになる。
|
|
43
|
|
44 \begin{itemize}
|
|
45 \item ネットワークの設定
|
|
46 \item I/O 設定
|
|
47 \item VM イメージのフォーマット
|
|
48 \item CPU 数
|
|
49 \item メモリ容量
|
|
50 \end{itemize}
|
|
51
|
|
52 ie-virsh は XML template を元に以下の設定を追記したファイルを作成する。
|
|
53
|
|
54 \begin{itemize}
|
|
55 \item VM 名
|
|
56 \item UUID
|
|
57 \item VM イメージの配置
|
|
58 \end{itemize}
|
|
59
|
|
60 以上が生徒が利用するための XML テンプレートの設定である。
|
|
61
|
0
|
62 \subsection{マルチユーザでの利用}
|
1
|
63 ie-virsh はマルチユーザで利用できるように実装している。今回授業 Operating System で使用した際は、受講者 60 人が使用し、授業 Operating system の課題を行った。
|
|
64 生徒一人一人が VM をブレードサーバにアップロードし、ssh 接続し操作することができた。
|
|
65
|
|
66
|
0
|
67 \subsection{Vagrant Box の利点・欠点}
|
1
|
68 今回生徒のノートパソコン上で VM を作成・設定する際に、Vagrant Box を利用した。Vagrant は、既にインストールされている Vagrant Box イメージをノートパソコンで起動することができる。生徒はその VM イメージを使用して設定し、その後ブレードサーバにアップロードする。アップロードした後に ie-virsh で起動し、サーバとして動作させる。
|
|
69
|
|
70 そうすることによって、始めから OS をインストールをすることなく手軽に開発環境を構築することができる。
|
|
71
|
|
72 しかし今回、セキュリティ対策をしていないため Vagrant Box のセキュリティに関する設定が甘かった。そのため生徒は対策しないままブレードサーバへアップロードしてしまうということが起きた。パスワードやファイアウォールの設定の自動化が必要となってくると考えられる。よい学習環境を整えるために、VM の設定を考えることが必要である。
|
|
73
|
|
74 \subsection{vSphere との比較}
|
|
75
|
|
76 \subsection{Vagrant と virsh の比較}
|
|
77
|
|
78 \subsection{Web Service としての実装との比較}
|
|
79
|