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author | Tatsuki IHA <e125716@ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Thu, 07 Jan 2016 10:47:34 +0900 |
parents | c9641abe2163 |
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files | presen/prosym.html presen/prosym.md |
diffstat | 2 files changed, 109 insertions(+), 13 deletions(-) [+] |
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--- a/presen/prosym.html Wed Jan 06 18:48:34 2016 +0900 +++ b/presen/prosym.html Thu Jan 07 10:47:34 2016 +0900 @@ -87,7 +87,7 @@ <!-- === begin markdown block === generated by markdown/1.2.0 on Ruby 2.3.0 (2015-12-25) [x86_64-darwin15] - on 2016-01-06 15:58:14 +0900 with Markdown engine kramdown (1.9.0) + on 2016-01-07 01:49:25 +0900 with Markdown engine kramdown (1.9.0) using options {} --> @@ -390,20 +390,97 @@ <div class='slide '> <!-- _S9SLIDE_ --> <h1 id="wan">WANへの対応</h1> - -<p><img src="./images/directConnection.svg" alt="message" width="800" /></p> +<ul> + <li>NATを超えたネットワークからの接続は直接配信側の Root Node に 接続を行うことで実現する</li> + <li>この接続を Direct Connection と呼ぶ</li> + <li>Direct Connection した Node はそのネットワークの Root Node になり、そのネットワークの他の Node は Root Node に接続を行い木構造を作る</li> + <li>配信側の Root Node は Direct Connection で接続された Root Node に対して 画像データ (Framebuffer) を送信する</li> + <li>画像データを受け取った Root Node は 接続されている子 Node に対して画像データを送信する +<img src="./images/directConnection.svg" alt="message" width="800" /></li> +</ul> </div> <div class='slide '> <!-- _S9SLIDE_ --> <h1 id="treevnc-2">TreeVNCの評価</h1> +<ul> + <li>木の深さによる画像データの遅延を調べる</li> + <li>実験環境 + <ul> + <li>実際に講義を受講している学生が TreeVNC を使用</li> + <li>約20名の接続</li> + </ul> + </li> +</ul> + + +</div> +<div class='slide '> +<!-- _S9SLIDE_ --> +<h1 id="section-9">使用するメッセージ</h1> +<ul> + <li>計測用のメッセージとして CHECK_DELAY , CHECK_DELAY_REPLY を追加 + <ul> + <li>CHECK_DELAY は 送信時間と画像データ + <ul> + <li>Root Node から 末端の Node に伝達する</li> + </ul> + </li> + <li>CHECK_DELAY_REPLY は画像サイズとCHECK_DELAY で受け取った送信時間 + <ul> + <li>各 Node から Root Node まで伝達する</li> + </ul> + </li> + </ul> + </li> +</ul> </div> <div class='slide '> <!-- _S9SLIDE_ --> -<h1 id="section-9">まとめ</h1> +<h1 id="section-10">実測方法</h1> +<ul> + <li>まず Root Node は CHECK_DELAY を 末端 Node まで各 Node を伝いながら伝達する</li> + <li>CHECK_DELAY を受け取った各 Node は CHECK_DELAY_REPLY を送信する</li> + <li>CHECK_DELAY_REPLY を受け取った Root Node は CHECK_DELAY の送信にどれだけ時間がかかったかの計算を行う</li> +</ul> + +<pre lang="java"><code>// 遅延時間の計算 +Long delay = System.currentTimeMillis() - time; +</code></pre> + + +</div> +<div class='slide '> +<!-- _S9SLIDE_ --> +<h1 id="section-11">結果</h1> +<p><img src="./images/depth1.svg" alt="message" width="800" /> +<img src="./images/depth2.svg" alt="message" width="800" /> +<img src="./images/depth3.svg" alt="message" width="800" /> +<img src="./images/depth4.svg" alt="message" width="800" /></p> + +<ul> + <li>画像データの伝達はほぼ1秒以内に収まっているが、容量が小さい場合でも時間がかかる場合がある。 それはその送信の前に大容量の画像を送信した後の回線の Delay が残っているためだと考えられる</li> + <li>深さ 3 で極端に遅い場合がある。 遅い原因として1つの Node がボトルネックになっている事が判明した。</li> + <li>ネックになった Node をそのままにするとその子Nodeに影響を及ぼしてしまう。 そのためその Node に何らかの対応を行う必要がある</li> +</ul> + + +</div> +<div class='slide '> +<!-- _S9SLIDE_ --> +<h1 id="section-12">まとめと課題</h1> +<ul> + <li>今回TreeVNCの様々な問題点の解決を行った</li> + <li> + <p>実験を行うことにより、さらなる問題点が判明した</p> + </li> + <li>実験の結果、判明した問題を解決を行う</li> + <li>WAN での 画面切り替え</li> + <li>追加した機能の評価方法を思考し、評価を行う</li> +</ul> <!-- === end markdown block === --> </div>
--- a/presen/prosym.md Wed Jan 06 18:48:34 2016 +0900 +++ b/presen/prosym.md Thu Jan 07 10:47:34 2016 +0900 @@ -7,20 +7,33 @@ # 画面共有を利用したコミュニケーション 授業やゼミ等で、それぞれが PC 端末を持っている場合では、PC の機能を活かした コミュニケーションが可能である。教員が操作する画面をそのまま学生に配信したり, ゼミ などで、発表する学生の画面を切り替えたりすることを可能にしたい。画面配信システム TreeVNC は参加したクライアントをバイナリツリー状に接続し、配信コストを分散させる 仕組みを取っている。そのため, 多人数が参加しても処理性能が下がらない。また、ツリー のルートが参照している VNC サーバーを変更することで、ケーブルの差し替えなしに画面 の切替が可能となる。 -# 画面共有を利用したコミュニケーション + +# 問題点 しかし、 TreeVNC を実際に使用していく中で様々な問題が発生した。 -本研究では TreeVNC の改良として、複数のネットワークへの対応、 WAN への対応、 マルチディスプレイへの対応を行うとともに、TreeVNC 有用性を示すた めに画像データの遅延時間計測を行った。 +本研究では TreeVNC の改良として、複数のネットワークへの対応、 WAN への対応、 マルチディスプレイへの対応を行うとともに、TreeVNC 有用性を示すために画像データの遅延時間計測を行った。 + +# 問題:複数のネットワーク +- 琉球大学では無線と有線が別々のネットワークになっている +- TreeVNCは単一のネットワークにしか対応できず、両方のネットワークにつながっている端末でも1つのネットワークでしか使用できなかった + +# 問題:マルチディスプレイ +- ゼミ等で発表者毎に画面切り替えを行う際、デュアルディスプレイを使っている人がいた +- その際 VNC サーバーからはすべての画面データが送信されており、発表とは関係ない画面も配信されていた + +# 問題:WANへの対応 +- 講義等を大学外の遠隔地から受けたい場合がある +- TreeVNC は NAT を超えた接続が行うことができない + +# この発表は +- TreeVNC の概要 +- 今回の改良 +- TreeVNC の評価 # TreeVNC -- は本研究室で開発している VNC を利用した画面配信システム +- TreeVNC は本研究室で開発している VNC を利用した画面配信システム - 参加したクライアントをバイナリツリー状で接続することで配信コストを分散させる - スムーズな画面の切替を行う - -# 問題点を一枚づつ - -# 解決した問題 - # VNC - VNC(Virtual Network Computing) は RFBプロトコルを用いて遠隔操作を行うソフトウェア - サーバー側とクライアント側に分かれており、サーバーを起動し、クライアントがサーバーに接続を行うことで遠隔操作を可能とする @@ -200,4 +213,10 @@ - 深さ 3 で極端に遅い場合がある。 遅い原因として1つの Node がボトルネックになっている事が判明した。 - ネックになった Node をそのままにするとその子Nodeに影響を及ぼしてしまう。 そのためその Node に何らかの対応を行う必要がある -# まとめ +# まとめと課題 +- 今回TreeVNCの様々な問題点の解決を行った +- 実験を行うことにより、さらなる問題点が判明した + +- 実測で判明したネックになっているNodeへの対処 +- WAN での 画面切り替え +- 追加した機能の評価方法を思考し、評価を行う