comparison final_main/chapter3/chapter3.tex @ 10:5ddb3e41e515

remove .DS_Store
author ichikitakahiro <e165713@ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Wed, 12 Feb 2020 19:40:35 +0900
parents a37b7bd13be9
children b8149a449b7d
comparison
equal deleted inserted replaced
9:a37b7bd13be9 10:5ddb3e41e515
2 2
3 %%文書開始**************************** 3 %%文書開始****************************
4 \begin{document} 4 \begin{document}
5 %%************************************** 5 %%**************************************
6 \chapter{スター型接続によるネットワーク通信} 6 \chapter{スター型接続によるネットワーク通信}
7 リモートエディタのセッションに参加するノード(ユーザ)はスター型で接続を行い, リモートエディタの通信部分の障害に対する耐性を保障する. スター型とは中心となるノードから放射状に他のノードにそれぞれ一対一の接続を行う接続であり, 図:\ref{fig:star} はスター型接続をグラフ化した物である. 図で説明すると, node0がハブノード(サーバーの役割)として他のnode1, 2, 3, 4 と接続する。ここに新しくnode5が接続に加わると仮定すると, 他のノードと同様にnode0と接続する. 7 リモートエディタのセッションに参加するノード(ユーザ)はスター型で接続を行い, リモートエディタの通信部分の障害に対する耐性を保障する.
8 スター型とは中心となるノードから放射状に他のノードにそれぞれ一対一の接続を行う接続であり, 図:\ref{fig:star} はスター型接続をグラフ化した物である.
9 図で説明すると, node0がハブノード(サーバーの役割)として他のnode1, 2, 3, 4 と接続する.
10 例えばここに新しくnode5が接続に加わると仮定すると, 他のノードと同様にnode0と接続するのみでセッションに参加ができる..
8 11
9 12
10 \begin{figure}[H] 13 \begin{figure}[H]
11 \centering 14 \centering
12 \fbox{ 15 \fbox{
16 \label{fig:star} 19 \label{fig:star}
17 \end{figure} 20 \end{figure}
18 21
19 \section{スター型の利点と比較} 22 \section{スター型の利点と比較}
20 23
21 先行研究においてはノードの通信をリング型, つまりノード同士を円となる形で接続することで実装を試みていた. 24 先行研究においてはノードの通信をリング型, つまりノード同士を円となる形で接続し, そこに巡回トークンを巡らせコマンドを回収することで実装を試みていた.
22 しかし, リング型には以下の欠点が見られた. 25 しかし, リング型には以下の欠点が見られた.
26
23 \begin{itemize} 27 \begin{itemize}
24 \item ノードごとのもつファイルの整合性の維持が難しい. 28 \item ノードごとのもつファイルの整合性の維持が難しい.
25 \item どこかのノード同士の通信が切断された際の再接続が難しく, また障害が全体に影響してしまう. 29 \item どこかのノード同士の通信が切断された際の再接続が難しく, また障害が全体に影響してしまう.
26 \item 障害からの復帰が難しい. 30 \item 障害からの復帰が難しい.
27 \end{itemize} 31 \end{itemize}
28 などの問題が見られた. リング型と比較した際のスター型の利点として, 32
33 リング型と比較した際のスター型の利点として,
34
29 \begin{itemize} 35 \begin{itemize}
30 \item ノードの中心(サーバー)が正しいファイル状況を保持するため,整合性を保つことが容易である. 36 \item ノードの中心(サーバー)が正しいファイル状況を保持するため,整合性を保つことが容易である.
31 \item どこかのノードの接続が切断されても, 障害の範囲をそのノードのみに抑えることができる. 37 \item どこかのノードの接続が切断されても, 障害の範囲をそのノードのみに抑えることができる.
32 \item 新しいノードが参加した, もしくはノードの再接続の際にはサーバーのファイル状況を参照するのみで参加, 復帰ができる. 38 \item 新しいノードが参加した, もしくはノードの再接続の際にはサーバーのファイル状況を参照するのみで参加, 復帰ができる.
33 \end{itemize} 39 \end{itemize}
40
34 と言ったことが挙げられる. 41 と言ったことが挙げられる.
35 TopologyManagerの接続相手にラベルをつける機能により, サーバーでは各nodeすべてをまとめて一つの名前で処理をすることができる. 反対に各ノードもラベルを利用することで, CG内に大きな工夫をつけることなくサーバーとの通信を行うことができる. \\ 42
43 TopologyManagerの接続相手にラベルをつける機能により, サーバーでは各nodeすべてをまとめて一つの名前で処理をすることができる.
44 反対に各ノードもラベルを利用することで, CG内に大きな工夫をつけることなくサーバーとの通信を行うことができる.
45
36 懸念点として 46 懸念点として
47
37 \begin{itemize} 48 \begin{itemize}
38 \item 通信がサーバーのみに集中するため, それを原因に遅延が発生する可能性がある. 49 \item 通信がサーバーのみに集中するため, それを原因に遅延が発生する可能性がある.
39 \item サーバーと他ノードとの一対複数という通信形式から発生する, 予期せぬ編集誤差の危険性. 50 \item サーバーと他ノードとの一対複数という通信形式から発生する, 予期せぬ編集誤差の危険性.
40 \end{itemize} 51 \end{itemize}
52
41 と言った点が挙げられる. これらの発生を防ぐため, 53 と言った点が挙げられる. これらの発生を防ぐため,
54
42 \begin{itemize} 55 \begin{itemize}
43 \item 送信するデータ量や頻度を減らす工夫などを凝らし, 通信の負荷がなるべく少ない設計を構築する. 56 \item 送信するデータ量や頻度を減らす工夫などを凝らし, 通信の負荷がなるべく少ない設計を構築する.
44 \item サーバーを中心とした整合性維持のための設計をする. 57 \item サーバーを中心とした整合性維持のための設計をする.
45 \end{itemize} 58 \end{itemize}
59
46 と言った対策が考えられる. 60 と言った対策が考えられる.
47 61
48 62
49 \newpage 63 \newpage
50 64