Mercurial > hg > Papers > 2021 > mk-thesis
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author | Ken Miyahira <e175733@ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Sat, 13 Feb 2021 01:07:24 +0900 |
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--- a/paper/chapter/old_system.tex Fri Feb 12 23:49:40 2021 +0900 +++ b/paper/chapter/old_system.tex Sat Feb 13 01:07:24 2021 +0900 @@ -57,62 +57,62 @@ \end{center} \end{table} -\subsection{Akatsuki} -Webコントロールパネルから有線LAN接続サービスやVM貸出サービスを管理している. -利用者はシステム管理チームへVMの利用申請を行い,VM作成の権限を取得する. -権限を取得後,WebコントロールパネルよりVM作成,電源操作を行えるようになっている. -VMのリソースはCPU 1コア,メモリ1GB,ストレージ10GBとなり,申請を行うことでリソースを増やすことができる. -VM貸出サービスの概要を図\ref{fig:akatsuki}に示す. - -\begin{figure}[H] - \begin{center} - \includegraphics[width=150mm]{fig/akatsuki.pdf} - \end{center} - \caption{Akatsukiの概要} - \label{fig:akatsuki} -\end{figure} - -\subsection{ie-virsh} -ie-virsh は手元のPCで作成したVMを学科のブレードサーバにデプロイできるサービスである. -ユーザのUID及びGID情報を取得することで,マルチユーザに対応している. -表\ref{tb:ie-virsh}は ユーザが利用できる ie-virsh の機能である. -ie-virshは手元のPCで作成したVMを実行できるため,ユーザが好みのOSや環境を構築できるなど自由度が高い. -\begin{table}[htb] - \begin{center} - \caption{ie-virsh のコマンド} - \begin{tabular}{c|l} \hline - define & XML の template を下に domain を作成 \\ \hline - undefine & define で作成した domain を削除 \\ \hline - list & define で作成した domain の一覧表示 \\ \hline - start & 指定した domain 名の VM を起動 \\ \hline - destroy & 指定した domain 名の VM を停止 \\ \hline - dumpxml & domain の XML を参照 \\ \hline - \end{tabular} - \label{tb:ie-virsh} - \end{center} -\end{table} - -\subsection{ie-docker} -ie-dockerはDocker をラップしたツールであり,ユーザは学科のブレードサーバへSSHで接続を行いCUIから利用することができる. -ie-virshと同じく,ユーザのUID及びGID情報を取得することで,マルチユーザに対応している. -表\ref{tb:ie-docker} は ie-docker で利用できる機能である. -コンテナで使用するイメージは管理者が用意する必要がある. - -\begin{table}[htb] - \begin{center} - \caption{ie-docker のコマンド} - \begin{tabular}{c|l} \hline - ps & 起動中のコンテナの一覧を表示する \\ \hline - run & コンテナを作成する \\ \hline - start & コンテナを起動する \\ \hline - stop & コンテナを停止する \\ \hline - attach & 起動しているコンテナに attach する \\ \hline - cp & コンテナにファイルを送信する \\ \hline - rm & コンテナを削除する \\ \hline - \end{tabular} - \label{tb:ie-docker} - \end{center} -\end{table} +%\subsection{Akatsuki} +%Webコントロールパネルから有線LAN接続サービスやVM貸出サービスを管理している. +%利用者はシステム管理チームへVMの利用申請を行い,VM作成の権限を取得する. +%権限を取得後,WebコントロールパネルよりVM作成,電源操作を行えるようになっている. +%VMのリソースはCPU 1コア,メモリ1GB,ストレージ10GBとなり,申請を行うことでリソースを増やすことができる. +%VM貸出サービスの概要を図\ref{fig:akatsuki}に示す. +% +%\begin{figure}[H] +% \begin{center} +% \includegraphics[width=150mm]{fig/akatsuki.pdf} +% \end{center} +% \caption{Akatsukiの概要} +% \label{fig:akatsuki} +%\end{figure} +% +%\subsection{ie-virsh} +%ie-virsh は手元のPCで作成したVMを学科のブレードサーバにデプロイできるサービスである. +%ユーザのUID及びGID情報を取得することで,マルチユーザに対応している. +%表\ref{tb:ie-virsh}は ユーザが利用できる ie-virsh の機能である. +%ie-virshは手元のPCで作成したVMを実行できるため,ユーザが好みのOSや環境を構築できるなど自由度が高い. +%\begin{table}[htb] +% \begin{center} +% \caption{ie-virsh のコマンド} +% \begin{tabular}{c|l} \hline +% define & XML の template を下に domain を作成 \\ \hline +% undefine & define で作成した domain を削除 \\ \hline +% list & define で作成した domain の一覧表示 \\ \hline +% start & 指定した domain 名の VM を起動 \\ \hline +% destroy & 指定した domain 名の VM を停止 \\ \hline +% dumpxml & domain の XML を参照 \\ \hline +% \end{tabular} +% \label{tb:ie-virsh} +% \end{center} +%\end{table} +% +%\subsection{ie-docker} +%ie-dockerはDocker をラップしたツールであり,ユーザは学科のブレードサーバへSSHで接続を行いCUIから利用することができる. +%ie-virshと同じく,ユーザのUID及びGID情報を取得することで,マルチユーザに対応している. +%表\ref{tb:ie-docker} は ie-docker で利用できる機能である. +%コンテナで使用するイメージは管理者が用意する必要がある. +% +%\begin{table}[htb] +% \begin{center} +% \caption{ie-docker のコマンド} +% \begin{tabular}{c|l} \hline +% ps & 起動中のコンテナの一覧を表示する \\ \hline +% run & コンテナを作成する \\ \hline +% start & コンテナを起動する \\ \hline +% stop & コンテナを停止する \\ \hline +% attach & 起動しているコンテナに attach する \\ \hline +% cp & コンテナにファイルを送信する \\ \hline +% rm & コンテナを削除する \\ \hline +% \end{tabular} +% \label{tb:ie-docker} +% \end{center} +%\end{table} \subsection{問題点} @@ -123,6 +123,11 @@ そのため,一部学生は申請の方法が分からなかったり,貸出サービスがあることが周知されていなかったため,旧システムのリソースが余っていた. \item 機械学習の演習ではGPUが求められる.だが,旧システムにはGPUが搭載されていないため,要求されるリソースを提供できない. そのため,貸出サービスではなく研究室ごとの機器が多く利用された. + \item VM貸出サービスのみのため,サーバのリソースを学生が最大限利用できなかった. + \item クラウドサービスの契約を行い,最大100台のIPv6を設定されたVMがあった. + 学生も利用できるVMであったが,あまり周知されておらずOSの課題でのみ使用されていた. + \item 旧システムのクラスタファイルシステムであるGFS2のロックマネージャーを担当するサーバが停止すると,ファイルシステムにアクセスができなくなっった. + そのため,学科のサービスを提供できなくなった. \end{itemize} % 簡単に 1ページ未満にしよう
--- a/paper/chapter/technology_overview.tex Fri Feb 12 23:49:40 2021 +0900 +++ b/paper/chapter/technology_overview.tex Sat Feb 13 01:07:24 2021 +0900 @@ -148,6 +148,17 @@ \section{Slurm} Slurm\cite{slurm}はLinuxクラスタ向けのフォールトトレラント設計のジョブスケジューリングシステムである. +ジョブスケジューラではサーバ上で実行される処理を「Job」という単位で管理する. +ユーザはプログラムの実行手順,実行に必要とするリソースを記したbatchファイルを作成し,ジョブスケジューラにJobの実行を依頼する. +ジョブスケジューラは要求するリソース,実行時間を考慮し,複数の計算ノードからJobを実行するノードを決定する. +このようにサーバ上でのプログラム等の実行,サーバのリソースを管理するのがジョブスケジューラである(図\ref{fig:jobs})。 +\begin{figure}[H] + \begin{center} + \includegraphics[width=150mm]{fig/jobscheduler.pdf} + \end{center} + \caption{ジョブスケジューラ} + \label{fig:jobs} +\end{figure} Slurmには以下の3つの主要機能を提供する. \begin{itemize} \item 計算を実行するユーザに対してリソースへの排他的,非排他的なアクセスを割り当てる @@ -174,14 +185,64 @@ データの復元にはバックアップの保存先からrsyncなどを用いてコピーを行うことで,特定のファイルの復旧などにも迅速に対応できる. バックアップを自動化するにはcronなどと併用する必要がある. -\section{Akatsuki} +\subsection{Akatsuki} Akatsukiは本コースで利用しているVM貸出システム,有線LAN接続サービス,内部DNSの機能を提供するWebコントロールパネルである. Rubyで記述されており,フレームワークとしRuby on Railsを採用している. -本コースの学生は学科のアカウントでログインしVMの作成などを行う.現在はシステム管理チームが管理,保守を行っている. +利用者はシステム管理チームへVMの利用申請を行い,VM作成の権限を取得する. +権限を取得後,WebコントロールパネルよりVM作成,電源操作を行えるようになっている. +VMのリソースはCPU 1コア,メモリ1GB,ストレージ10GBとなり,申請を行うことでリソースを増やすことができる. +VM貸出サービスの概要を図\ref{fig:akatsuki}に示す. -\section{ie-virsh} +\begin{figure}[H] + \begin{center} + \includegraphics[width=150mm]{fig/akatsuki.pdf} + \end{center} + \caption{Akatsukiの概要} + \label{fig:akatsuki} +\end{figure} + +\subsection{ie-virsh} ie-virsh\cite{ie-virsh}は本コースで利用しているvirshをラップしたVM管理ツールである. -ユーザのUID及びGID情報を使用し,他のユーザVMを操作させない仕組みを持つ. -ie-virshはVM管理だけでなく,Linux Kernelのデバッグを行うことができる. +ユーザのUID及びGID情報を取得することで,マルチユーザに対応している. +ユーザは手元のPCで作成したVMを学科のブレードサーバにデプロイできるサービスである. +また,VM管理だけでなく Linux Kernelのデバッグを行うことができる. そのため,本コースのOperating Systemという授業で,OSについて学ぶ一環として課題で利用されている. -現在はシステム管理チームが管理,保守を行っている. \ No newline at end of file +表\ref{tb:ie-virsh}は ユーザが利用できる ie-virsh の機能である. +ie-virshは手元のPCで作成したVMを実行できるため,ユーザが好みのOSや環境を構築できるなど自由度が高い. +\begin{table}[htb] + \begin{center} + \caption{ie-virsh のコマンド} + \begin{tabular}{c|l} \hline + define & XML の template を下に domain を作成 \\ \hline + undefine & define で作成した domain を削除 \\ \hline + list & define で作成した domain の一覧表示 \\ \hline + start & 指定した domain 名の VM を起動 \\ \hline + destroy & 指定した domain 名の VM を停止 \\ \hline + dumpxml & domain の XML を参照 \\ \hline + \end{tabular} + \label{tb:ie-virsh} + \end{center} +\end{table} + +\newpage +\subsection{ie-docker} +ie-dockerはDocker をラップしたツールであり,ユーザは学科のブレードサーバへSSHで接続を行いCUIから利用することができる. +ie-virshと同じく,ユーザのUID及びGID情報を取得することで,マルチユーザに対応している. +表\ref{tb:ie-docker} は ie-docker で利用できる機能である. +コンテナで使用するイメージは管理者が用意する必要がある. + +\begin{table}[htb] + \begin{center} + \caption{ie-docker のコマンド} + \begin{tabular}{c|l} \hline + ps & 起動中のコンテナの一覧を表示する \\ \hline + run & コンテナを作成する \\ \hline + start & コンテナを起動する \\ \hline + stop & コンテナを停止する \\ \hline + attach & 起動しているコンテナに attach する \\ \hline + cp & コンテナにファイルを送信する \\ \hline + rm & コンテナを削除する \\ \hline + \end{tabular} + \label{tb:ie-docker} + \end{center} +\end{table} \ No newline at end of file