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changeset 20:cfe8f0abdacb
update system_renew
author | Ken Miyahira <e175733@ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Mon, 25 Jan 2021 13:42:33 +0900 |
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--- a/paper/chapter/system_renew.tex Sun Jan 24 20:09:12 2021 +0900 +++ b/paper/chapter/system_renew.tex Mon Jan 25 13:42:33 2021 +0900 @@ -117,7 +117,7 @@ システムは学生や教授などが利用するため, マルチユーザで利用できるコンテナエンジンが必要となる。 そのため, コンテナエンジンにはPodmanとSingularityを採用する。 Podmanは開発段階でもあるため一部機能が不安定だったり, 設定が上書きされる場合がある。 -管理するシステム管理チームの学生の教育には適しているが, 演習や研究等で利用するには適さない場合がある。 +管理するシステム管理チームの学生の教育には適しているが, 演習や研究用で利用するには適さない場合がある。 そのため, HPC環境に設計されているSingularityも同時に利用する。 また, 4台のサーバのリソースを効率よく利用するためにジョブスケジューラのSlurmを採用する。 Slurmではユーザのホームディレクトリがクラスタで共有されている必要があることから, 単一ファイルベースのイメージを利用できるSingularityはSlurmとの相性が良い。 @@ -130,13 +130,17 @@ そこで, 新システムではVMイメージの保存には汎用サーバのディスクドライブ, ユーザのホームディレクトリにCephを採用する。 \par 新システムでは汎用サーバにSAS SSDが5TBと旧システムより多く搭載されている。 -2台のサーバには演習や研究等で利用する貸出VMのイメージを保存し, 残り2台には本コースで利用しているサービスを提供するVMを保存する。 -汎用サーバのディスクドライブに保存することで, 単一障害時の影響を小さくすることができる。 +2台のサーバに演習や研究用で利用する貸出VMのイメージを保存し, 残り2台には本コースで利用しているサービスを提供するVMを保存する。 +汎用サーバに保存することで, 単一障害時の影響を小さくすることができる。 Cephは自己修復と自己管理機能を持つため, 信頼性の高いファイルシステムとして利用できる。 +そのため, ユーザのホームディレクトリを配置するファイルシステムとして利用する。 また, CephはObject Gateway, ブロックデバイス, POSIX互換のファイルシステムなど, 用途によって柔軟にアクセス方法を変更できる。 -そのため, ユーザのファイルシステムとすることで, 信頼性があり耐障害性のあるファイルシステムとして利用できる。 +ブロックデバイスとしてアクセスすることでVMイメージのバックアップとしても利用できる。 \subsection{構成} +新システムでは, 各サーバに演習や研究用で利用できるPodmanとSingularityを用い, ジョブスケジューラであるSlurmを用いて管理を行う。 +汎用サーバ1台をSlurmのコントローラ/計算ノードとし, 残りは計算ノードとすることで, システムのリソースを最大限利用可能にする。 +Cephはディスクサーバのみで構成するのではなく, 汎用サーバ3台をMON, MDSとすることで, 最大1台の障害を許容できるため, 利用者への影響を少なくできる。 これらの技術を用いて構成したシステム構成図を図\ref{fig:system}に示す。 \begin{figure}[H] \begin{center}