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author | soto <soto@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Mon, 15 Feb 2021 23:36:39 +0900 |
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\section{Continuation based C} CbC とはC言語からループ制御構造とサブルーチンコールを取り除き、 継続を導入したC言語の下位言語である。継続呼び出しは引数付き goto 文で表現される。 また、CodeGear を処理の単位、DataGear をデータの単位として記述するプログラミング言語である。 CbC のプログラミングでは DataGear を CodeGear で変更し、その変更を次の CodeGear に渡して処理を行う。 \subsection{Code Gear / Data Gear} CbCでは、検証しやすいプログラムの単位として DataGear と CodeGear という単位を用いる。 CodeGear はプログラムの処理そのものであり、一般的なプログラム言語における関数と同じ役割である。 DataGear は CodeGear で扱うデータの単位であり、処理に必要なデータである。 CodeGear の入力となる DataGear を Input DataGear と呼び、出力は Output DataGear と呼ぶ。 CodeGear 間の移動は継続を用いて行われる。 継続は関数呼び出しとは異なり、呼び出した後に元のコードに戻れず、次の CodeGear へ継続を行う。 これは、関数型プログラミングでは末尾再帰をしていることと同義である。 \begin{comment} \subsection{Meta Code Gear / Meta Data Gear} プログラムの記述する際は、ノーマルレベルの計算の他に、メモリ管理、スレッド管理、 資源管理等を記述しなければならない処理が存在する。これらの処理をメタ計算と呼ぶ。 メタ計算は OS の機能を通して処理することが多く、信頼性の高い記述が求められる。 そのため、 CbC ではメタ計算を分離するために Meta CodeGear、 Meta DataGear を定義している。 Meta CodeGear は CbC 上でのメタ計算で、通常の CodeGear を実行する際に必要なメタ計算を分離するための単位である。 CodeGear を実行する前後やDataGear の大枠として Meta Gear が存在している。 Meta DataGear は CbC 上のメタ計算で扱われる DataGear である。例えば stub CodeGear では Context と呼ばれる接続可能な CodeGear、DataGear のリストや、DataGear のメモリ空間等を持った Meta DataGear を扱っている。 \end{comment}