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author kiyama <e185758@ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Mon, 17 Apr 2023 18:33:18 +0900
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%failsystemの圧迫
学科システムでは生徒が授業や研究で利用する為の仮想環境を提供している.
利用可能な仮想環境はVM,containerが挙げられる.
貸出をするVMのデフォルトのスペックはCPU1コア,メモリ1GB,ストレージ10GBである.デフォルトのスペックでは不足する場合,要望に応じてスペックの変更を行なっている.
またコンテナも作成できるイメージの容量に制限は無く生徒が自由に基幹サーバーのリソースを使用できる.
学生は自身で作成した仮想環境の削除は行える.しかし,毎年授業の一環で使用したVMや研究の実験環境として作成されたコンテナが作成されたまま放置されている.
これによりストレージの容量不足が要因となる障害が発生する可能性がある.

これまで操作方法ではストレージの圧迫は定期的なディスク容量の確認は分散オブジェクトファイルシステムであるcephの状態確認によって調査してきた.


提案手法を用いることでサーバーのストレージの調査に有効な機能を提供できると考える.想定するコマンドを下記に示す.

サーバーの容量確認ではdfを基準のコマンドする.
よく確認するルート直下の容量はディレクトリの指定無しで表示できるようにする.

\begin{quote}
    \begin{itemize}
     \item /df サーバー名\\
     対象のサーバーのルート直下のディスク容量が表示される.
     \item /df サーバー名 ディレクトリ\\
     対象のサーバーの指定したディレクトリ配下の容量が表示される. 
    \end{itemize}
\end{quote}


cephの状態確認ではcephを基準のコマンドとする.
クライアントのステータス表示によって異常がある場合はエラーメッセージの確認が可能である.

   \begin{quote}
    \begin{itemize}
     \item /ceph health\\
     ceph storage clusterの簡略的なステータスが表示される.
     \item /ceph health detail\\
     ceph storage clusterのステータスが表示される.
     \item /ceph status\\
     ceph全体のステータスが表示される.
    \end{itemize}
\end{quote}

podmanやVMなどの仮想環境の情報を表示することでディスクの容量不足によるトラブルが発生する前に対応ができると考える.
podmanによって作成された仮想環境はpodmanを基準のコマンドに,VMによって作成された仮想環境はvirshを基準のコマンドとする.

\begin{quote}
    \begin{itemize}
     \item /podman ps\\
     起動済みのpodmanコンテナを表示する.
     \item /podman ps all\\
     停止しているものも含めてpodmanコンテナを表示する.
     \item /podman logs コンテナ\\
     指定したコンテナのログを表示する.
     \item /podman inspect コンテナ\\
     指定したコンテナの詳細を表示する.
     \item /virsh list\\
     VMのリストを表示する.
    \end{itemize}
\end{quote}