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1 2008-02-16 Wataru MIYAGUNI <gongo@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
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3 * tag: beta3
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4 ダブルバッファリングを追加し、まあなんとか動いてるんじゃない?って
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5 ところまでですが、所詮 Fifo バージョンなので、
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6 そろそろ Cell を書き上げて、並列にちゃんと動いてるか確かめないとね
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8 * add: kernel/ppe/DmaBuffer.cpp
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9 ダブルバッファリング用に作ったんだけど、
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10 せっかくなので、DMA は、このオブジェクト(が持つ二つの領域)でしか
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11 行えないようにする。ってのでどうでしょう。って話を先生としました。
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12 並列処理だし、ダブルバッファリングがデフォでいいでしょう。
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13 というか、したくなければ swap_buffer とかしなければおk。
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15 2008-02-11 Wataru MIYAGUNI <gongo@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
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17 * add: Test/simple_render
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18 chiaki の DataPack を使った Cube の表示プログラム。
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19 簡単に DataPack を TaskManager の scheduler (SpeManager) に渡して
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20 処理してコピーして、を繰り返してるだけなんだけど
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21 まあ動いてる気がするのでいいんじゃないでしょうか。
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24 2008-02-10 Wataru MIYAGUNI <gongo@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
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26 * tag: beta1
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27 この状況だと、できることよりもできないことを書くべき?違うか。
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29 - task (親) 中で task (子) を生成することはできない
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30 正確には「生成はできる」だけど、その 子task が
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31 親task に依存している別の task を無視して動くので
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32 ちゃんとした結果にならないと。
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33 8日の Todo にも書いてあるけど、今の実装では
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34 task が task を生成することを想定してない感じなので。
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35 完全に spe 用にのみ狙いを絞った実装であって
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36 OS って言えない実装であるからして、書き直すの?
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37 全ての関数を task しようとするとこうなる訳で、
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38 ある部分だけやるってのはまあできるんだろうけど、うーん。
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40 - chiaki の simple_render が動かない
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41 (追記) 解決しました
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42 単に read/write buffer のサイズが足りないだけだった。アホスwww
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43 まあ辱めの為の下は残しておこう
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45 まだ cvs に commit してないけど、chiaki が書いた、
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46 DataPack 対応の simple_render に TasKManager を組み込んでみた。
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47 といっても、OSっぽく書いたんじゃなく、今は
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48 update_sgp と create_pp だけを task 化してみた。
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49 でまあ動いてるような気はするけど、ものすっごい malloc 系の warning が。
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50 時々長く動くよねみたいな感じになってしまっている。
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51 TaskManager が悪いのか、simple_render が悪いのか。
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52 この TaskManager、ある部分での malloc 系の問題に敏感だなあ。
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53 まあそうでなかったらバグの探しようも無いし、良いっちゃー良いんだが。
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56 2008-02-08 Wataru MIYAGUNI <gongo@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
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58 * add: kernel/ppe/SymTable.cpp
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59 今まで func[] = {add, sum, ...}
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60 とかやってかっこわるい言われまくってたので
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61 話し合いの通り Symbol Table みたいなものを作ることに
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63 // 疑似コードね
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64 struct sym_table {
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65 char *sym; // シンボル
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66 void *address; // シンボルが示すアドレス
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67 } sym_table[] = {{"Sum", &Sum} , {"Draw", &draw}};
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68
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69 int fd = get_fd("Sum");
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70 void *addr = get_address(fd);
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72 table には "Sum" と "Draw" っていう二つのシンボルが登録されている。
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73 例えば、ユーザ(カーネル?)が "Sum" ってシンボルにアクセスしたい場合、
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74 まずは get_fd で "Sum" に対する、file descripter を返す。
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75 ユーザは、その fd に従って get_address を取得することが出来る。
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76 TaskManager 的な使い方をするなら
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78 // 俺は今、Draw 関数を使うタスクを生成したい
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79 int fd = manager->open("Draw");
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80 manager->create_task(fd, size, in, out, func);
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81 manager->open では get_fd と同じ使い方です。
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83 まだ改良の余地ありそうですが、今は動いてるってことで。
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86 - 補足
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87 なぜ file descripter と表すか
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88
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89 OS の昨日として、 fopen とかと同じ使い方もできるじゃない!
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91
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92 * Todo: task が task を生成する際の処理
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93 今まで、 task が行う作業は、演算のみを行うような
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94 単純な実装に決め打ちされているわけです。
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95 しかし、OS なんかだと、タスク中から別のタスクを生成するとか
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96 ありありだと思われる。てか今のテストプログラムでなった。
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98 Test/Sum にあるプログラムで使われるタスク
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100 - init2 // 貧相な名前ですまない
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101 演算する数値とかバッファの初期化
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102
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103 - sum1
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104 ある範囲の整数 (i から i+16 とか) の総和
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105
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106 - sum2
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107 sum1 で求められた、複数の範囲の総和を一つにまとめる
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108 (ex. 複数の sum1 が 1->16, 17->32, 33->48 の総和を計算し、
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109 sum2 で 上の3つの総和を計算する
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110 要は 1->48 の総和を分割するっていうプログラムね
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111
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112 - finish
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113 sum2 で求まった値を表示
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114
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115 この Sum というプログラム、というか OS と言おう。SumOS ね。
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116 SumOS は最初に TaskManager (所謂 kernel) を起動し、
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117 init を起動する。init では、予め決められたタスクである
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118 init2 と finish の二つのタスクを create して登録する。
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119 init2 と finish には依存関係がある (init2 が終わったら finish)
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120 init2 の中で、sum1 と sum2 というタスクが作られる。
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121 sum1 と sum2 にも依存関係はある (sum1 が終わったら sum2)
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56
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122
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16
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123 今の実装だと、タスクが終了して初めて次のタスクへ行く。
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124 まあ当たり前なんだけど、例えばそのタスクの中で
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125 新たにタスクが作られた場合、そのタスクが終了するまでは
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126 実行されなくなってしまう。
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127 でまあ、今は、manager->create_task される度に
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128 manager->run とかして、無理やり起動してる訳さ。
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129 何が無理矢理かっていうと、scheduler の役目をしている
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130 SpeManager (これも名前変えないと) を2度呼び出してる訳。
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131 つまり、タスク中でタスクを作る度に、SpeManager オブジェクトを
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132 new してるわけさ。いいのか?いや、動いてるけどね?
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133
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134 ちなみに、Cell version だと spe が勝手に取っていってくれるから
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135 大丈夫かなと思いつつ、もし spe を1つしか使わない設定だったら微妙。
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136
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137 要するに、タスク中でタスクが作られる場合の処理を考えないとね。
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138
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13
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139 2008-02-07 Wataru MIYAGUNI <gongo@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
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140
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141 * memo: プログラミングの姿勢
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142 scheduler とか、task の管理をする部分は
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143 kernel programing のつもりで、
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144 example とか、task に割り当てる処理を決めたりする部分は
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145 user programing のつもりで。
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146
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147 それぞれ違った視点で見る必要がある
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148
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149 * memo: OS というもの
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150 OS 起動の流れ
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151
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152 - PC の電源を入れる
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153 - BIOS が立ち上がる (OpenFirmWare, EFI, BIOS)
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154 - 起動デバイスをチェック (優先度とか種類とか)
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155 - 起動デバイスから Boot loader を起動
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156 + BIOS によって、認識できるファイルシステムが違う(だっけ?)
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157 + ファイルシステムのどこに Boot Loader があるか知っている
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56
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158 + grub, grub2, lilo, kboot などがある
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159 - Boot Loader が kernel を起動
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160 + ネットワークブートの場合、TCP/IP や
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161 ネットワークデバイス(イーサとか?)のドライバを持ってる必要がある
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162 - kernel は、最初に scheduler を起動する
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163 - scheduler の初期化 (init を呼ぶ?)
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164 - init では、事前?に設定されているスクリプトとかを呼ぶ
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165 + linux とかだと /etc/rc にあるやつを init が呼ぶ
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166 - login form が起動
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167
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168 補足 こっからユーザ
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169 - login する
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170 - shell を呼ぶ
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171 + login shell かどうか確かめる
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172 - ユーザに設定されてる起動スクリプト?を実行
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173 - 晴れてログイン
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174
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10
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175 2008-02-06 Wataru MIYAGUNI <gongo@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
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176
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177 * kernel/spe/*.cpp: new と placement new
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178 現在、spe kernel のタスクは、切り替わる毎に
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179 new/delete を繰り返しています。今はこれでいいんだけど、
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180 速度的にも、いずれは直さないといけないと思うわけで。
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181 で、予め allocate された領域を利用した placement new を使えば
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182 new よりもそれなりに早くなるっぽい。
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183 例題として、与えられた回数分 new/delete を繰り返すプログラムと、
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184 同じ回数分、placement new したときの速度の比較
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185
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186 for (int i = 0; i < num; i++) {
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187
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188 < task = new Task;
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189 < task->init(i);
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190 < task->printID();
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191 < delete task;
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192 ---
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193 > task = new(buff) Task; // buff = malloc(BUFF_SIZE);
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194 > task->init(id);
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195 > task->printID(id);
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196 }
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56
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197
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10
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198 placement new では、delete の必要は無い。
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199 その中で新たに allocate してるなら必要かもしれないが。
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200 速度比較は以下。no_new が placement new で、ln_new が new/delete 。
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201
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202 % ./a.out 10 // 10 回
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203 no_new: time: 0.012135(msec)
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204 ln_new: time: 0.003572(msec)
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205
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206 % ./a.out 100
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207 no_new: time: 0.022453(msec)
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208 ln_new: time: 0.018989(msec)
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209
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210 % ./a.out 1000
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211 no_new: time: 0.115277(msec)
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212 ln_new: time: 0.136335(msec)
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213
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214 % ./a.out 10000
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215 no_new: time: 1.056156(msec)
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216 ln_new: time: 1.322709(msec)
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217
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218 % ./a.out 100000
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219 no_new: time: 10.622221(msec)
|
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220 ln_new: time: 13.362414(msec)
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221
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222 % ./a.out 1000000
|
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223 no_new: time: 109.436496(msec)
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224 ln_new: time: 136.956872(msec)
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225
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226 10、100 回だと負けてるが、まあ無視しよう(ぇ
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227 回数が多くなるにつれて、ほんの少しだが no_new が勝ってる。
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228 どうなんだろうね。ちなみに printID を無くすと
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229
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230 % ./a.out 1000000
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231 no_new: time: 0.008512(msec)
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232 ln_new: time: 27.100296(msec)
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233
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234 I/O に左右され過ぎ。まあそんなもんだろうけどさ。
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