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author | Ken Miyahira <e175733@ie.u-ryukyu.ac.jp> |
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date | Thu, 14 Jan 2021 15:46:59 +0900 |
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--- a/paper/chapter/technology_overview.tex Tue Jan 12 21:14:59 2021 +0900 +++ b/paper/chapter/technology_overview.tex Thu Jan 14 15:46:59 2021 +0900 @@ -94,6 +94,13 @@ \section{Ceph} Ceph は, RedHat 社が開発, 提供する分散ファイルシステムである。 Ceph は分散オブジェクトストレージであるRADOS (Reliable Autonomic Distributred Object Storage) がベースとなっている (図\ref{fig:ceph})。 +オブジェクトストレージはデータをオブジェクトという単位でやり取りをするストレージシステムである。 +複数のストレージを束ねて利用できるオブジェクトストレージが分散オブジェクトストレージである。 +RAODS では, Object Storage Daemon (OSD) にデータ格納する。 +オブジェクトの配置には, クラスタマップを元に Controlled Replication Under Scalable Hashing (CRUSH) アルゴリズムによりオブジェクトの格納先を選択する。 +配置の計算に必要とする情報はごくわずかであるため, Cephクラスタ内のすべてのノードは保存されている位置を計算できる。 +そのため, データの読み書きが効率化される。また, CRUSH はデータをクラスタ内のすべてのノードに均等に分散しようとする。 +\par RODOS はクラスタに保存されるデータの管理を待ち受け, 保存オブジェクトへのアクセス方法として Object Gateway, RADOS Block Device (以下, RBD), CephFS がある。 Object Gateway は HTTP REST 経由でクラスタに保存されるオブジェクトへ直接アクセスが可能である。 RBD はブロックデバイスとしてアクセスが可能で, libvirt を組み合わせてVMのディスクとして使用できる。